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T.T が京都とACKで「現代素材問答」を開催、鹿革のレザージャケットやMilne Shoesを展示販売

Oct 30, 2025
<T.T(ティー・ティー)>は、京都拠点の美術商KANEGAEとの協働プロジェクト「現代素材問答(WHAT ARE MATERIALS TODAY?)」を開催する。会場は総合芸術空間T.TとArt Collaboration Kyoto(ACK)の2会場で、ファッション、アート、クラフトを横断し、自然と社会の循環を見つめ直す取り組みである。

T.T が京都とACKで「現代素材問答」を開催、鹿革のレザージャケットやMilne Shoesを展示販売

Oct 30, 2025 - NEWS
<T.T(ティー・ティー)>は、京都拠点の美術商KANEGAEとの協働プロジェクト「現代素材問答(WHAT ARE MATERIALS TODAY?)」を開催する。会場は総合芸術空間T.TとArt Collaboration Kyoto(ACK)の2会場で、ファッション、アート、クラフトを横断し、自然と社会の循環を見つめ直す取り組みである。






本プロジェクトでは、京都北部・美山で深刻化する獣害に伴い駆除された鹿の資源を、食からものづくりまで余すことなく活かす視点を提示。鹿の皮は書家の墨で染めたレザージャケットに、骨は土と混ぜて陶ボタンに、角は彫刻家・大竹亮峯が彫りを施すなど、素材に新たな生命を与える試みである。ジャケット24枚には陶芸家・画家の野口寛斉が一枚ごとに異なる文様を書き下ろしている。
シューズは靴職人・松浦稔(<BRASS(ブラス)>)による「Milne Shoes」。1930年代フランス軍山岳部隊の靴をベースにした一枚革モデルで、今回は駆除鹿の革を採用。自然のシボや傷、スエード面の毛足の不均一さをあえて残し、素材の個性と「生の痕跡」をデザインへ昇華している。



<T.T(ティー・ティー)>は「過去のものを甦らせることで、未来の考古物を発掘する」を掲げ、1000年以上続く自然染色や旧式力織機など日本の職人技を現代に継承。衣服・建築・茶室・彫刻を融合した総合芸術空間「T.T」(京都・祇園)を拠点に、時代を超える衣服づくりを志向している。創業者・髙橋大雅の思想「未来は過去にある」を背景に、今回のコレクションは「纏うアート」として社会に静かな問いを投げかけるものである。

ー総合芸術空間 T.T「CASE 01 KANSAI NOGUCHI」展示販売
会期:2025年11月8日(土)- 11月23日(日)
営業時間:12:00 - 19:00
会場:総合芸術空間 T.T(京都市東山区祇園町南側570-120
展示販売:野口寛斉によるインスタレーションとともに、本プロジェクトのアイテムを展示販売
庭園企画:石彫家・和泉正敏の彫刻、重森美青による特別な枯山水
立礼茶室「然美」:美山の食材を使ったオリジナル菓子と抹茶を、野口寛斉の抹茶碗・菓子器で提供
展開商品:
レザージャケット(¥330,000税込)
ワークコート(¥129,800税込)
カバーオール(¥104,500税込)
シューズ(¥297,000税込)

ーArt Collaboration Kyoto「現代素材問答 / What are materials today?」<T.T(ティー・ティー)> × KANEGAE
会期:2025年11月14日(金)- 16日(日)
営業時間:14日&15日 12:00-19:00、16日 11:00-17:00(入場は閉館の1時間前まで)
会場:国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)
入場料:一般 前売券11月13日(木)まで 2,500円/当日券3,000円、大学生・高校生 1,000円
詳細:公式ホームページ https://a-c-k.jp/tickets/
※ファッションブランドとしては初のACK参加となる。会場ではKANEGAE所属アーティストの作品とともに、「現代素材問答」の思想を空間として展開し、本プロジェクトのアイテムをインスタレーションとともに展示・販売する。

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