注目の現代アーティスト 花井祐介 が6年分の思いを込めた個展 「PebbLes AND RiPPLes」を開催
海外での大掛かりな個展やミュージアムでの展覧会も開催し、活動の幅を広げている注目のアーティスト花井祐介の個展「PebbLes AND RiPPLes」が、2023年6月16日(金)~7月8日(土)までの期間、原宿のアートギャラリー・GALLERY TARGETで開催される。
オリジナルワークをはじめ、大型の立体作品やエディション作品など、花井が一貫して描く日常や、い つもの風景、いつもと少しだけ違う出来事など、見る者の心に小さな灯りをともす作品群を展示予定。
展覧会概要
花井祐介「PebbLes AND RiPPLes」
開催期間:2023年6月16日(金)-7月8日(土)
営業時間:12:00-19:00 *日、月、祝日は休廊
開催場所:GALLERY TARGET
所在地:東京都渋谷区神宮前5-9-25
電話番号:03ー6427ー3038
アーティストステイトメント
ふと目にした景色。酒を飲んだ友人の滑稽な態度。
上手く伝えられなかった言葉。
繰り返す失敗。
ラジオから流れてきた曲。
目にした文章の一節。
季節毎に変わる風の匂い。
雲の色。
水の冷たさ。
娘の小さな手。
猫の柔らかい肉球。
冷たい鼻先。
生活の中でおきる小さな出来事は心の表面を揺らすが、その大半は数分後には忘れてしまう。 それは投げた小石が作る波紋のように水面を揺らして消える。
ただ、波紋は消えても底には小石が沈んでいる。
沈んだ小石を拾ってもそれが果たして自分の心を揺らした小石なのか、どの波紋を作った小石なのかも う定かではない。
定かではないが拾い集める。
そして次の波紋は消えずに広がり続けるかもしれないと思い、もう一度小石を水面に投げてみる。 そのようなことを繰り返している。
花井祐介
神奈川県生まれ。アメリカ・フランス・オーストラリア・ブラジル・台湾・イギリスなど世界各地で作 品を発表し、現在までにVANS、NIXON、BEAMSなどへのアートワークの提供など、国内外問わず活躍 の場を広げている。
2009年に、当人の作品がブラジルのサントス・サーフ・ミュージアム(Santos Surf Museum)のパー マネントコレクション(永久収蔵品)に選ばれている。
日本の美的感覚とアメリカのレトロなイラストレーションを融合させたスタイルを生み出しており、作 風は 1950年~1960年代のカウンターカルチャーの影響を色濃く受けている。
GALLERY TARGET
2007年3月に水野桂一によって設立。
ストリートカルチャーを反映したグループ展「NY Connection」を皮切りに展覧会をスタート。 ペインターや写真家など、カルチャー色の強い作家を中心に順次展覧会を開催している。 これまで紹介して来た作家
高木耕一郎/Peter Sutherland/Misha Hollenbach(P.A.M.)/青木さとる/INVADER/渋谷ゆり/花井 祐介/長場雄/大西慎平/JUN OSON/HONET/LY/ロッカクアヤコ/Stephen ESPO Powers/ 2SHY/白根ゆたんぽ/conix/Mark Gonzales/8 Ball Zines/MAHK/Eric Elms/Marcelo Gomes/ SUCKADELIC/Larry Clark/Russell Maurice/KYNE/Jean Jullien/hi-dutch/dugudagii/Adriana
Oliver/FACE OKA/新田桂一/矢入幸一/NAIJEL GRAPH など。