六本木「AXIS」で触れる、デザインのいま「DESIGNART TOKYO 2025」
B1Fから4Fまで、それぞれの空間に“いま”のデザインを映し出す表現が並び、感性に触れる場が広がる。
B1F|「siro exhibition 02 / は、回る」―“回る”という言葉をめぐる、14人の自由な思考と表現
期間 2025年10月31日(金)〜 2025年11月9日(日)
時間 11:00 〜19:00 (10/31のみ13:00 〜19:00)

graphic design : Atsuya Itakura
B1F特設スペースB121では、「siro exhibition 02 / は、回る」を開催。siroに関わる内外のクリエイターが集い、ひとつのテーマのもとで自由な発想を持ち寄る企画展示の第2回だ。今回のテーマ「は、回る」では、エンジニア、デザイナー、アーティストなど14名が参加し、“回る”という言葉をそれぞれの視点から解釈する。

出展作家:明石 瀬里奈、秋山 慶太、板倉 諄哉、猪塚 美帆、右左見 拓人、かじ ひろき、狩野 涼雅、日下部 理、佐藤 駿次、鉄塔、ぺのてあ、松山 真也、森 隆太、渡辺 浩彰
B1F|「時構の間|SEN-AN」―“日本的なるもの”を現代に問い直す空間実験
期間 2025年10月31日(金)〜 2025年11月9日(日)
時間 10:00 〜19:00

B1F特設スペースB111では、「時構の間|SEN-AN」を開催。茶室という伝統文化を起点に、“日本的なるもの”を現代に問い直す空間実験だ。非伝統的素材LGSを用い、「構え」と「余白」によって感性を触発する場を構築。モダニズムではなく“時間を映す構え”として再定義し、工業化社会に生きる私たちの姿を静かに映し出す。
2F|「Synesthesia -New Collection “Barcarolle”-」―光・香り・音が響き合う共感覚の世界
期間 2025年10月24日(金)〜 2025年11月16日(日)
時間 12:00〜20:00
定休日:水曜日

2FのAmbientec Gallery Tokyoでは、「Synesthesia -New Collection “Barcarolle”-」を開催。2025年4月のミラノサローネで発表された新作ポータブルランプ「Barcarolle(バルカロール)」の発売を記念した展示だ。アルゼンチン発の香水ブランド<FUEGUIA 1833(フエギア)>が、「光」「水」「街」をテーマに5つの香りをセレクトし、音楽はドイツの作曲家Felix Rösch(フェリックス・ロシュ)が手がける。
灯り・香り・音が呼応し合い、感覚が交差する“共感覚”の世界が広がる。
3F|「Beolab 90 Alchemy Edition」―Bang & Olufsen 100周年を飾る特別仕様モデル
期間 2025年10月31日(金)〜
時間 10:00〜19:00

3FのBang & Olufsen 六本木では、世界で50ペア限定の「Beolab 90 Alchemy Edition」を展示。Atelier Bespokeチームによる特別仕様で、24Kのフロント・トップ・サイドカバー、ブロンズメッシュのスピーカーカバー、ウォールナットのパネルを採用している。1925年創立の<Bang & Olufsen(バング & オルフセン)>は今年で100周年を迎え、フォルムと機能を自在にカスタマイズできる「Atelierプログラム」を始動。
ブランドの美学とクラフトマンシップが響き合う、記念すべき一台だ。
SPECIAL INTERVIEW | バング & オルフセン ジャパン×ザ・ビーズインターナショナル×オーラス
3F|「LUTRON x AURAS x MANAS」―五感で味わう上質なデザインとテクノロジー
期間 2025年10月31日(金)〜 2025年11月9日(日)
時間 10:00〜19:00

同じく3FのAURASショールームでは、「LUTRON x AURAS x MANAS 次世代のラグジュアリーリビング~五感で感じる上質なデザイン・テクノロジー体験~」を開催。3社のショールームに導入された『HomeWorks』を軸に、照明・空間・音響の融合によって生まれる新しいラグジュアリーを提案する。AURASは、ホームシアターやオーディオビジュアルを超え、感性を満たすライフスタイルを追求。
デザインとテクノロジーが織りなす豊かな住空間を体験できる。
SPECIAL INTERVIEW | ルートロンアスカ×オーラス×マナトレーディング
4F|「Discarded,Discovered -捨てられたあとに、始まること-」―素材に新しい意味を与えるデザイン
期間 2025年10月31日(金)〜 2025年11月9日(日)
時間 10:00 〜 18:00

©Shiotsuki Takuya
4FのJIDAデザインミュージアムでは、デザインユニットVERCEによる「Discarded,Discovered -捨てられたあとに、始まること-」を開催。
安藤寿孝と塩月卓也によるVERCEは、建築・アート・プロダクトを横断しながら活動するユニットだ。捨てられた木片や石の端材、プラスチックなど、見過ごされてきた素材に現代の技術で新しい形と意味を与える。人の振る舞いや時間の移ろいをとらえながら、素材の中に潜む新たな可能性を探る展示となる。
六本木・AXISで出会う6つの展示。
そのひとつひとつが、デザインの可能性を静かに広げていく。
開催情報
展覧会名:「DESIGNART TOKYO 2025」
会期:2025年10月31日(金)~11月9日(日)
会場:AXIS(東京都港区六本木5-17-1)
時間:展示会場により異なる
入場料:無料
主催:DESIGNART TOKYO 実行委員会
アクセス:https://center.axisinc.co.jp/access/
DESIGNART TOKYO 2025:https://www.designart.jp/designarttokyo2025/
デザイン発信拠点「AXIS」について

1981年9月、東京の六本木・飯倉片町にオープンした「AXIS」は、日本初の民間によるデザイン拠点であり、「AXISビル」の名でも親しまれている。
「デザインと生活の提案体」として、デザイン誌『AXIS』の発行やギャラリー運営など、多角的な活動を展開。
2021年に40周年を迎え、デザインの意義を社会に問い続ける場として進化を続けている。館内には、デザインマインドあふれるショップやショールームが集い、六本木の文化シーンを彩っている。
URL:https://center.axisinc.co.jp/