ジュエリーが彫刻に、Charlotte ChesnaisとOOCIのコラボレーション
このパートナーシップは、創造性の新たな可能性を探るもので、両者がジュエリー展示を芸術として再定義する挑戦である。シャルロットは、2023年のミラノで開催されたサローネ・デル・モービレで、ニルファー ギャラリーを通じてOOCIと出会った。「一目で恋に落ちたような感覚だった。まるで私と同じ言語を話す人に出会ったような気がした」とシャルロットは振り返る。
OOCIのデュオの一人であるEleniは、<Charlotte Chesnais>の作品に長年敬意を抱いていた。「彼女のジュエリーは、ジュエリーの枠を超えたアート作品として存在感を放つ。彼女が創り出す彫刻的な フォルムに心を奪われてきた。シャルロットからお声がけをいただいたとき、彼女のエレガントなジュエリーピースを、独特の洗練さを保ちながら、大胆なボリュームと質感を備えた形へと再構築する構想がすぐに浮かんだ」とEleniは語る。
このプロジェクトでは、<Charlotte Chesnais>のブランドアイデンティティを土台に、新たな挑戦を生み出した。「これは単なる商業プロジェクトではなく、革新的なデザインを探求し、創造性の新たな可能性を切り拓く貴重な機会だった」とEleniは述べている。
このコラボレーションは、<Charlotte Chesnais>のクリエイティブな世界を探求することから始まった。「シャルロットの創作プロセスや、彼女がどのようにインスピレーションを得ているのかを知る貴重な機会だった」と Eleniは語る。Eleniの作品では、素材が感情や機能を伝えるうえで重要な役割を果たす。「厳選した素材を通じて、意図した感覚を伝え、見る人の心に直感的に響くよう工夫している」と彼女は説明する。今回のコラボレーションで生まれた形状は、自然の美しさや、抽象的で有機的なフォルムへの共通の愛からインスピレーションを得ている。「ラグジュアリーなジュエリーを、自由で解放的な形で表現することで、お客様や観る人々を新たな体験へと誘いたいと考えた」とEleniは言う。
ジュエリーと樹脂を組み合わせた作品は、それぞれが互いを引き立て合う要素として位置づけられ、まるで小さな彫刻公園を思わせるデザインに仕上げられた。「これらの要素が調和しながら共存する、繊細で詩的な空間を作り上げるというアイデアに基づいている」とEleniは語る。