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MIKAGE SHINのデザイナー進美影が衣装を手掛ける 「K-BALLET Opto」最新作『シンデレラの家』が 4/27(土)開幕、全キャストの衣装デザイン画を公開

Apr 26, 2024
ジェンダーレスブランド<MIKAGE SHIN(ミカゲ シン)>を手掛けるデザイナー進 美影が衣装デザインを担当した「K-BALLET Opto」の第 3 弾公演『シンデレラの家』が、いよいよ 4 月 27 日(土)より開幕する。

MIKAGE SHINのデザイナー進美影が衣装を手掛ける 「K-BALLET Opto」最新作『シンデレラの家』が 4/27(土)開幕、全キャストの衣装デザイン画を公開

Apr 26, 2024 - NEWS
ジェンダーレスブランド<MIKAGE SHIN(ミカゲ シン)>を手掛けるデザイナー進 美影が衣装デザインを担当した「K-BALLET Opto」の第 3 弾公演『シンデレラの家』が、いよいよ 4 月 27 日(土)より開幕する。

Bunkamura と K-BALLET TOKYO が 2022 年に立ち上げたプロジェクト「K-BALLET Opto」が、多くの人々の心の奥に潜む物語「シンデレラ」を日本の現実を生きるヤングケアラーの少女を主人公に新たな物語として再生した作品。

この度、進美影が手掛けた全キャストの衣装が完成し、一部のキャラクターのデザイン画が公開となった。主人公のシンデレラをはじめ、母親、妹、叔母、医者、祖父、学校の生徒たち、それぞれの内面性から浮かび上がるディテールをデザインに取り入れながら、バレエのダイナミックかつアクティブな動きに寄り添い、ダンサーの肢体の美しさを際立たせる衣装が完成した。

デザインにあたり、進美影自身も「ヤングケアラー」という社会問題に向き合いってリサーチし、より多くの人がこの問題を知って関心を持ってほしいという願いを込め、衣装は見た目の美しさだけではなく、ヤングケアラーというテーマや配役に本当の意味で沿ったデザインを完成させるために、慎重に表現し細部までこだわり抜いた。

例えば、シンデレラの衣装には「ヤングケアラー」という掛け合わせから、少年少女の象徴である”制服”をベースに解体しそれを再構築することで、幼い少女が祖父の介護に当たらなくてはならないという本人の属性を表現しながら、舞台衣装としても見劣りしない華やかなシルエットと掛け合わせることで、絶妙なバランスで表現している。
他に、彼女の家族である母親、妹、祖父とは同じ生地を使用することで、彼女らが家族であるという共通性を視覚的に観客にわかりやすく届けながらも、MIKAGE SHIN らしいアシンメトリーなテーラーリングのパターンワークで洗練された表現に仕上げている。

また衣装のシューズについては、演出家のジュゼッペ・スポッタと話し合い、機能的かつ衣装ともマッチするという観点から、ファッションブランド<Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)>の「MEXICO 66」を採用することが発表された。新たに公開された本公演の特別ビジュアルについては、シューズは MEXICO 66 が着用され、コスチュームについては<MIKAGE SHIN>の進が手がけた舞台上での新衣装として、学生達の制服が先行公開された。いわゆる「制服らしい制服」デザインにするのではなく、モダンである種抽象性が高い記号的なデザインにしたことで、学校が主人公にとってどのような場所なのか、観客達の想像を掻き立てるデザインで表現されている。

▼『シンデレラの家』あらすじ
愛すればこそ憎む、逃れられない家族の絆。祖父、母、義妹の世話に明け暮れる少女が見つけた切ない愛の 物語。日本のいろいろな街でシンデレラは生きている。 たとえば、認知症の祖父、こころを患い怒りを制御できない母、そしてその母と新しい男との間にできた義 妹の世話に明け暮れる日々のシンデレラがいる。家族のためだけに生きる彼女は、自分を愛すすべを知らな い。「幸せになりたい」と願うことすら贅沢で、どこか家族に後ろめたさを感じてしまう。そんな彼女の頭 によぎるのは、祖父も義妹もいなくなった母との安住、全てから解放され自由を手にした姿。ある日、義妹 を寝かしつけるために「シンデレラ」を読んであげていると……そこは舞踏会。亡き父、そして幸福につ つまれた家族の姿が楽しげに。が、午前零時の鐘が鳴るや……。

▼参画クリエイター

●ジュゼッペ・スポッタ(Giuseppe Spota) / 振付家 2002年にバレット・ディ・ローマに入団。2004年アテルバレットに参加。在籍中、当時の芸術監督マウ ロ・ビゴンゼッ ティの指導のもと、イリ・キリアン、オハッド・ナハリンらの作品を踊る。その後ドイツへ渡り、ゴーティエ・ダンスに入 団。2010 年ヘッセン国立バレエ団に入団、芸術監督のシュテファン・トスに感銘を受け、振付活動を始める。2011 年トス 振付『Blaubart』に出演後、ドイツで最高峰の芸術賞である「ファウスト」賞受賞。同年ハノーバー国際振付コンクール 2 位入賞。2019 年より MiR ダンス・カンパニー ゲルセンキルヒェンの芸術監督。ヨーロッパで最注目の若き俊英振付家。

●最果 タヒ(さいはて たひ) / 詩人
2004 年よりインターネット上で詩作をはじめる。2006 年現代詩手帖賞受賞。2007 年第一詩集『グッドモーニング』刊行。 同作で中原中也賞受賞。2015 年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞を受賞、その後も詩集『夜空はいつで も最高密度の青色だ』が、池松壮亮・石橋静河主演で映画化されるなど新しい詩の運動をまきおこす。現代日本を代表する 詩人である最果のレトリックを抑えたストレートで鋭い言葉が、どの様な舞台演出へと昇華されるのか期待が高まる。

●進 美影(しん みかげ)/ デザイナー 早稲田大学卒業後、一般企業に入社。退社後、パーソンズ美術大学に留学。2019 年にニューヨークで自身のジェンダーレス ブランド・MIKAGE SHIN を立ち上げる。2022 年に日本メンズファッション協会ベストデビュタント賞を受賞。「個人の知性 と強さを引き出す」を理念に、国籍、年齢、性別を問わないデザインを提案している。そのボーダーレスでしなやかな発想 は、着る人の個性や美意識をさりげなく物語ってくれる。今回は、初めての舞台衣裳制作としての参加となる。

【K-BALLET Opto 『シンデレラの家』 概要】

■日時
4 月 27 日(土)15:30 開演
4 月 28 日(日)12:30 / 17:00 開演
4 月 29 日(月・祝)12:30 / 17:00 開演 (全5公演)

■会場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都豊島区西池袋1丁目8-1)
<チケット(税込)>
S:¥9,000 A:¥7,500 B:¥3,000

■主催
Bunkamura/ K-BALLET

■お問合せ 03-3477-3244(Bunkamura)

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