英出身アーティスト・Kim Laughton 個展が6月2日〜18日期間中KOMIYAMA TOKYO Gにて開催
今回のインスタレーションでは、ギャラリーを仮想の孤島「イクスリウム」に接続し、ゲームエンジンを用いたシミュレーション映像で終わることのないRPGの世界をお届けする。
この仮想現実では、見る者が自由に世界を読み解き、不思議なプロセスやメタファーを見つけていく。
イクスリウム
イクスリウムは孤島です。訪れた者は何かを探し続けますが、何を探しているのか、なぜ探しているのかは分かりません。彼らは「何か」を手にすれば進歩し、手にできなければ死にます。
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シミュレーションの中では、コンピューターで制御された人間が、飢えと疲労と闘いながら、様々な仮想空間を彷徨い、死んだ人間はAIによってランダムに生成された新しい人間に置き換えられます。映像の中のモチーフは、3Dプリントにより物理的に複製され、アートワークとして展示。さらに、キムの作品世界にインスパイアされた、アーティスト Wang Newone による平面作品の他、アパレルも同時に展示・販売いたします。また、イクスリウムのために、ベルリンの音楽プロデューサー mechatok がオリジナルトラックを制作。永遠に生成されるシミュレーションの世界には、キム・ロートンの築いた様々な「記号」が散りばめられています。時代と共に変容する芸術の新たな次元を、是非神保町でご体感くださいませ。
Kim Laughton (キム・ロートン)
英国出身のデジタルアーティスト。上海で13年間を過ごしたのち、2022年に東京へ活動拠点を移す。
デジタルアートの中でも特にゲーム エンジンを使用したリアル CG に焦点を当て、北京・X MUSEUMや、米・カーネギー博物館などに作品を出展。 映像作品の他、3Dプリントを使った立体作品やインテリアデザイン、アパレル制作など幅広く作品を制作する。
Tumblrを原点に、ネット上で自身のCGデザインを発表する傍ら、中国のショッピングサイトに掲載された過激な出品広告を紹介する「Taobao Media」を運営。新鮮さへの欲望でうごめく大量消費社会を題材にした作風は、同時多発的にネット上の様々なメディアで拡散され、カルト的な関心を集める。また猛スピードで発展を遂げた上海のクラブシーンにて、先駆けのVJ(音楽に合わせて映像を流すのアーティスト)としていち早く活躍。音楽レーベル(Hyperdub,PC Music,Fade to Mind)やアーティストmechatokとの共同制作など、視覚と聴覚の双方から芸術世界を拡張する。
KOMIYAMA TOKYO G
12:00-18:00
*12:00-17:30 for Sunday & Holiday
*closed on Tuesday & Wednesday