アオフ・スミス個展「NORMALIZED DISTORTION」、メグミオギタギャラリーで7/17(金)より開催
バンコクを拠点に活動するアオフ・スミスは、愛らしいキャラクターと人工物、廃棄物、ユーモアや皮肉といった異なる要素を組み合わせ、現実と幻想が交錯する独自の絵画世界を築いてきた作家だ。ポップアートやポップ・シュルレアリスム、日本のアニメや漫画などから影響を受けながら、親しみやすいビジュアルの奥に社会の矛盾や人間の脆さを織り込む作品で国内外から注目を集めている。
修士課程では「菓子」をモチーフに、無垢な存在を誘惑する毒性を表現。その後は、ブルドッグとウサギを掛け合わせたようなオリジナルキャラクター「ファーリー」をはじめ、人間が生み出したキャラクター文化そのものを作品へ取り込みながら制作を続けてきた。2017年の個展「SILENT RAVAGE」、2022年のロサンゼルスでの個展「Irrepressible Summer Melody」、2023年にメグミオギタギャラリーで開催された日本初個展「HERITAGE」を経て、本展では新たなシリーズを披露する。
「NORMALIZED DISTORTION」では、社会の中で繰り返されるうちに当たり前となり、疑問を抱かれることなく受け入れられてきた価値観や行動をテーマとする。アーティストは、人間の内面に潜むプレッシャーや脆さ、暗い衝動が集団の中で表面化し、それらが「普通」として定着していく過程を問いかける。現実を映し出しながらも寓話のような世界観で描かれた作品群からは、私たち自身が「正常」と信じるものの輪郭が静かに浮かび上がる。
鮮やかな色彩とユーモラスなキャラクターに惹きつけられながら、その奥に潜む違和感と向き合う時間は、日常を少し異なる角度から見つめ直すきっかけになるかもしれない。

アオフ・スミス
タイ・バンコクを拠点に活動する画家。2013年にモンクット王工科大学ラートクラバン校ビジュアルアーツ修士課程を修了。愛らしいキャラクターや人工物、廃棄物、ユーモアや皮肉を取り入れた独自の絵画表現で、社会の矛盾や人間の脆弱性を描いてきた。タイをはじめアメリカ、中国、シンガポールなどで作品を発表し、2017年にバンコク・SAC Galleryで個展「SILENT RAVAGE」、2022年にThinkspace Projects(ロサンゼルス)でアメリカ初個展「Irrepressible Summer Melody」、2023年にはメグミオギタギャラリーで日本初個展「HERITAGE」を開催した。
Instagram:@aofsmith
開催情報
展覧会名:アオフ・スミス「NORMALIZED DISTORTION」
会期:2026年7月17日(金)~8月8日(土)
会場:メグミオギタギャラリー
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座8-14-9 デュープレックス銀座タワー8/14 B1
開館時間:12:00〜18:00
休廊日:日曜日・月曜日
観覧料:無料
オープニングレセプション:2026年7月17日(金)18:00〜20:00
ウェブサイト:https://www.megumiogita.com/
Instagram:@megumiogitagallery

