MARINE SERREが2025年秋冬キャンペーンの第一章を発表
本コレクションは、メゾンにとって決定的な瞬間であり、マリーン自身と彼女のクリエイションの進化を示している。幻想、象徴、継承というテーマを通して、力強く精緻かつ官能的なシルエットを提案している。構築的なテーラリング、ウエストを強調したライン、大胆なショルダーは、1950年代と1980年代の「ファム・ファタール(魔性の女)」を想起させる。すべてのライン、ボリューム、ディテールに息づくのは、より成熟したクリエイション。そこには、大胆なフェミニニティと詩情豊かな力強さ、そして表層的な美にとどまることなく、その奥に潜む本質へ挑む意志が込められている。

ショーの映画的的要素を反映した本キャンペーンは3幕構成で展開される。フォトグラファーデュオのJulia & Vincent(ジュリア&ヴァンサン)、そして映像作家のAdrien Lallau(アドリアン・ラーロ)が構想を手掛けた。3つの異なる都市で撮影された各章は、<Marine Serre>が大切にする文化的・映画的リファレンスを取り入れながら、コレクションを独自の解釈で表現している。

夜明けのオスマン様式アパートを背景に展開されるのは、女性が主導権を握り、誘惑と距離感の駆け引きを繰り広げるラブストーリー。まさにヌーヴェルヴァーグ映画の精神を感じさせる。

バレエシューズ、マリンボーダー、真珠のネックレス―パリジャン・エレガンスを象徴するアイコンたちは、現代的な強さとともに再解釈されている。朝の情景は、昇る太陽や朝食といった馴染みのあるイメージを用いながらも、常にひねりを効かせた演出になっている。

本章では、今シーズンを象徴する3つのシグネチャーアクセサリーにフォーカスしている。滑らかで洗練された新作のAurora(オーロラ)バッグ、そしてブランドを象徴する存在となったStrike(ストライク)バッグは、ブラックのMoon all-overと、鮮烈なInverse Tanの2種類で登場。さらに、バレエシューズのAll Over Moon ballet flatsもラインナップに加わっている。
次の2章はまもなく公開予定である。