haku kyotoで白石効栽個展「見えないトンネル」開催中
haku kyotoは、作家の白石効栽の個展「見えないトンネル」を開催する。白石は韓国の佂山で生まれ、山が見えるアパートで育った。その部屋には緑色のカーテンと絨毯があり、日本と韓国の文化が混ざり合いながらも調和を保っていた。
白石の幼少期は韓国で過ごし、その経験が現在の制作に深く影響を与えている。形のない記憶が時とともに新たな表現を生み出し、それが彼の制作の原動力となっている。
本展では、白石の創作の原動力となった体験の記憶を中心に、新作作品を発表する。彼は創作活動の核心を幼少期の思い出と共に伝えてくれる。
長野にある母方の実家に長期休みになると飛行機で行き来していた白石は、韓国では見なかった文化や景色、光の色が異なることから、飛行機を抜けた先には別の世界が広がるトンネルのように感じていた。彼にとって、乗り物や遠く離れた国の出来事を映し出すテレビも同様だった。
このような独特な視点から、本展のタイトルには「見えないトンネル」が採用された。これは彼の表現を象徴する概念であり、記憶を瞑想的にたどりながら新たなトンネルを見つけ出すことを示している。
白石効栽の作品は、記憶と創造性の関係を探求し、鑑賞者に自身の記憶や経験を見つめ直すきっかけを提供する。この機会にぜひ彼の作品を観賞してほしい。
作家プロフィール
白石効栽 | Kousai Shiraishi
1998年韓国佂山生まれ。長野県出身
2022年京都芸術大学芸術工芸学科油画コース卒業
2024年京都芸術大学大学院芸術工芸学科油画コース修了
展覧会 概要
タイトル:「見えないトンネル」
展示作家:白石 効栽
会場:haku
hakuは2018年5月に京都の中心地(四条寺町エリア)にオープン。明治時代に建てられた町家をリノベーションしたギャラリー。若手から中堅まで幅広いアーティストによる様々なジャンルのアーティストのエキシビション・インスタレーションの企画展を開催。道端の一輪の花に足を止めて眺めるように、日々の生活の中でアートを楽しんでもらえるような空間を心がけている。
Instagram:https://www.instagram.com/haku_kyoto/?hl=ja
会期:2024年8月9日(金)-2024年8月25日(日)
営業曜日:金・土・日
営業時間:13時ー19時
※月、水、木はスタッフ不在だが自由に観覧できる。
問い合わせ:haku kyoto
Addess:〒600-8032 京都府京都市下京区中之町 566
Mail: haku.kyoto.japan@gmail.com
Tel: 075-585-5959
Instagram: @haku_kyoto
HP: https://www.haku-kyoto.com
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