Mame KurogouchiがフレグランスブランドLICHENとコラボ、ブランド初のフレグランスコレクションを発売
オードパルファム1種とキャンドル1種によるミニマムなラインナップは、Mame Kurogouchi Basicsコレクションに新たに加わり、タイムレスをテーマとするBasicsのワードローブに⽴体的かつ有機的な広がりを与え、⽇常のわずかな時間に寄り添いながら、五感へと訴えかける。
⿊河内は、ブランド初のフレグランスコレクションにおいて、⽣まれ育った⻑野の冬景⾊からインスピレーションを得た。暖が取られた室内から窓越しに眺める⼀⾯の雪景⾊。⾳のない世界で洋服と肌の間に感じる微熱と⽬線の先に広がる冷たさの奇妙な共存。対極の調和。雪下の⽣命。五感により記録された景⾊、温度、⾊彩は、アーティスト和泉侃による設計で、天然⾹料を⽤いた⾹りへと昇華された。
オードパルファムは秋の七草であるフジバカマを⼿がかりにした、⽩檀、沈⾹などの⾹⽊とスミレなどのブレンドにLICHENの⾹りを加え、キャンドルはソイワックスと和薄荷の精油をそれぞれ⽤いながら、凍てつく⼤地、揺らめく炎、汗ばむ肌、湿った⼟といったエレメントを内包し、⾃然がもたらす多様なレイヤーと記憶の精緻を表現する。
LICHEN同様、佐賀県有⽥で製作された有⽥焼の容器は、本コレクションのためにマットな質感のブラック⼀⾊で焼き上げられている。無機質なシリンダーを思わせるオブジェは、藤袴を求めて⾶来する⿊蝶のアサギマダラを思わせる墨⿊の引⼒が光を引き⽴て、暗闇と共鳴し、紙に落とされたインクの⼀滴のように静かな存在感をもって⽇常に溶け込む。
LICHEN(地表や樹⽊に着⽣し共⽣していく地⾐類)が⻑い年⽉をかけ、多種多様な⽣命との共⽣を実現してきたように、⿊河内の記憶から豊穣した⾹りもまた、それを纏う無数の新たな記憶と共鳴し、肌の上で熱を帯び、変化し、寄り添いながら、無限の広がりを獲得してゆく。
キービジュアルはLICHENのビジュアルも⼿がけた⼆⼈のフォトグラファーによる解釈を経て表現されている。「⽬に⾒えぬものを知覚化し、現出させる」という共通のビジョンに呼応した写真家の野⽥祐⼀郎は、⿊河内の記憶から抽出された景⾊、過去への眺望をレンズによって再び焼き付け、過去と現在が織りなす連続性という時間軸の存在を感知させる。Bennie Julian Gayはプロダクトに向き合い、⾹りがもたらす刹那の悦びと余韻を洗練されたモノトーンによる表現で描き出す。
LICHEN × Mame Kurogouchi EAU DE PARFUM
カナ: ライケン × マメ クロゴウチ オードパルファム
75ml / ¥46,200 (tax inc.)
⾃然と⾝体感覚の共存を天然⾹料による複雑なレイヤーを⽤いて⾹りへと昇華したオードパルファム。LICHEN BASE EAU DE PARFUMの持つオークモスを主体とした⼟のエレメントをベースに、フジバカマ、⽩檀、沈⾹、スミレなどをブレンド。お⽶由来のアルコールを使⽤*し、雪を纏った⼟の上に広がる無⾳の冷たい⾵景と、それを室内から眺める体が感じる温かみといった感覚が肌の上から⽴ち昇り、新たな景⾊を創出する。ボトルはシルクシャツを思わせるマットな墨⿊を纏った陶磁器製。
※成分のアルコールは⾹⽔の原料を⽬的として使⽤している。 (Scent design by Kan Izumi)
LICHEN × Mame Kurogouchi CANDLE L
カナ: ライケン × マメ クロゴウチ キャンドル L
200g / ¥24,200 (tax inc.)
⾃然と⾝体感覚の共存を天然⾹料による複雑なレイヤーを⽤いて⾹りへと昇華したキャンドル。LICHEN BASE CANDLE Lのもつ、柔らかさと樹⽊のエレメントによるエキゾチックなアロマをヒントに、ミント、ローズマリーなどの精油が冷たい雪景⾊を、ソイワックスが作り出す穏やかな炎がまるで暖炉がもたらす温かみのような優しさを伝え、室内に記憶の中の冬の⾵景を再投影し、蜃気楼のように揺めく。オードパルファムと同じく、墨⿊の陶磁器製ケースが、炎を鈍く湛えて陰影がもたらす深淵さを招き
寄せる。 (Scent design by Kan Izumi)
LICHEN × Mame Kurogouchi フレグランスコレクション
発売⽇: 2023年10⽉5⽇(⽊)
販売店舗
Mame Kurogouchi Aoyama (〒107-0061 東京都港区北⻘⼭3丁⽬8−3)
Mame Kurogouchi Online Store (www.mamekurogouchi.com)
About <LICHEN(ライケン)>
TERUHIRO YANAGIHARA STUDIOによる空間を可視化するフレグランスブランド<LICHEN(ライケン)>。2022年夏フランス・アルルでのローンチに続き、2023年4⽉より⽇本での展開をスタート。ラインアップは、⾹⽔、キャンドル、インセンススティック(お⾹)の3種。容器は佐賀県有⽥で特別に作られた陶磁器製。シグネーチャーである “Lichen Base”はオークモスなど天然 ⾹料のみで⾹りを構成。クリエイティブディレクション、アートディレクション、及びプロダクトデザインはTERUHIRO YANAGIHARA STUDIO、⾹りのデザインはアーティスト・和泉侃が⼿がける。
Website: lichen-lichen.fr
About TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO
2002年にデザインスタジオを設⽴。現在は神⼾とArles(フランス)にスタジオを構える。フランス、 ⽇本、オランダ、イギリスを拠点に国際的なブランドのクリエイティブディレクション、アートディレクション、プロダクトデザイン、インテリアデザインなど包括的な提案を⾏う。Mame Kurogouchiの旗艦店となるMame Kurogouchi Aoyamaをはじめ、伊勢丹新宿店、⽻根⽊店のインテリア設計も⼿掛ける。新たな創出の場としてギャラリー、ショップスペースVAGUE ARLESとVAGUE KOBEをオープン。
Website: tystudio.fr