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杉本博司「杉本博司 海景 江之浦|前写真、時間記録装置」展が開催、海と化石に刻まれた時間をたどる

Jul 3, 2026
ギャラリー小柳で、杉本博司の個展「杉本博司 海景 江之浦|前写真、時間記録装置」が2026年7月4日(土)から9月12日(土)まで開催される。本展では、小田原文化財団 江之浦測候所から撮影された「海景」の全作品を一堂に紹介。あわせて、杉本自身が蒐集した化石を撮影し、プラチナプリントで制作した「P.P.T.R.D.」シリーズも展示される。(PHOTO:杉本博司 相模湾、江之浦 2026 年 銀塩写真 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi )

杉本博司「杉本博司 海景 江之浦|前写真、時間記録装置」展が開催、海と化石に刻まれた時間をたどる

Jul 3, 2026 - NEWS
ギャラリー小柳で、杉本博司の個展「杉本博司 海景 江之浦|前写真、時間記録装置」が2026年7月4日(土)から9月12日(土)まで開催される。本展では、小田原文化財団 江之浦測候所から撮影された「海景」の全作品を一堂に紹介。あわせて、杉本自身が蒐集した化石を撮影し、プラチナプリントで制作した「P.P.T.R.D.」シリーズも展示される。(PHOTO:杉本博司 相模湾、江之浦 2026 年 銀塩写真 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi )

写真、建築、造園、彫刻、舞台芸術、書など、さまざまな領域で活動してきた杉本博司。その表現の原点には、半世紀にわたり向き合い続けてきた「銀塩写真」がある。「ジオラマ」「劇場」とともに初期三部作のひとつに数えられる「海景」は、水平線を中心に、海と空だけで構成されたシリーズだ。銀塩写真ならではの豊かな階調によって、静かな画面の奥に時間の広がりが立ち上がる。

杉本が「原風景」と語る相模湾の海景を、小田原文化財団 江之浦測候所から撮影し始めたのは2022年。漁船やボートが海に出ない元旦にだけ撮影が可能となる江之浦での制作は、杉本にとって新しい年を始める習慣になりつつある。本展では、2022年の第1作から2026年の最新作まで、江之浦の「海景」をまとめて見ることができる。

杉本博司 P.P.T.R.D. 040 2008 年 プラチナプリント © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

もうひとつの軸となる「P.P.T.R.D.」は、Pre-Photography Time-Recording Deviceの略。杉本は、人類の発生よりはるか以前の過去を記録していた化石を「写真以前の時間記録装置」と捉え、写真作品として定着させた。プラチナプリントによる質感と階調を通して、化石に刻まれた時間へと目を向けるシリーズとなっている。

東京国立近代美術館で開催中の「杉本博司 絶滅写真 Hiroshi Sugimoto: Extinction」とあわせて、杉本博司の写真表現を多角的に知る機会となる。

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プロフィール
杉本博司
1948年東京生まれ。1970年に渡米し、1974年よりニューヨーク在住。写真、建築、造園、彫刻、執筆、古美術蒐集、舞台芸術、書、作陶、料理など多岐にわたり活動する。作品はメトロポリタン美術館、ポンピドゥセンターなど世界有数の美術館に収蔵され、代表作に「海景」「劇場」「建築」シリーズなどがある。2009年に公益財団法人小田原文化財団を設立し、2017年には文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」を開館。主な受賞・受章に、1988年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞、2010年紫綬褒章、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ、2017年文化功労者、2023年日本芸術院会員など。

開催情報
杉本博司 海景 江之浦|前写真、時間記録装置
会期:2026年7月4日(土)−9月12日(土)
会場:ギャラリー小柳
住所:東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9F
開廊時間:12:00–19:00
休廊日:日曜、月曜、祝日
夏期休廊:8月9日−8月17日
ウェブサイト:http://www.gallerykoyanagi.com
Instagram:@gallerykoyanagi

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