DesigualがMasha Popovaと初のコラボコレクションを発表、デニムを軸に新たなブランドのDNAを提示した
今回の取り組みは、ブランドの国際的なポジショニングをさらに強化するとともに、強い個性を持つクリエイティブなデザイナーとの協働を通じて新たなオーディエンスとの接点を広げるという戦略の一環。コレクションは、<Desigual>のアーカイブとポポヴァの美学による「創造的な対話」から生まれた。
デザイナーのポポヴァは、ブランドの歴史を掘り下げながら<Desigual>の特徴的な要素の中から自身の表現と自然に結びつくものを抽出。それらをより生々しく、官能的で反骨的な視点から再構築した。ブランドを象徴するボヘミアンなエネルギーは、より現代的で力強いストーリーへと昇華され、クラフツマンシップと大胆な姿勢が融合したコレクションとなっている。
コレクションの核となるのは「ダブルウエストバンド」。これは<Desigual>のアーカイブに繰り返し登場するディテールであり、同時にポポヴァ自身のシグネチャーでもある。レイヤードされたウエスト構造やウルトラローウエスト、カットアウト、剥離表現、リボンやサイドスリットなど、内側の構造をあえて見せる大胆なデザインが随所に取り入れられている。
また、スカーフやフリンジといったボヘミアンなモチーフも重要な要素だ。フリンジは編みや織りの技法によって機能的なディテールとして再解釈され、スカーフはバッグやジャケットの構造パーツとして取り込まれるなど、装飾を超えたデザイン要素として用いられている。
素材面ではデニムがコレクション全体を貫くキー素材となる。加工やエイジング、フェードといった手法を通じて多面的に表現され、重なり合う構造によって触覚的でオーガニックな美しさを強調している。ヴィンテージスカーフから着想を得たスエードフリンジなど、クラフト感と荒々しい質感を残した仕上げも特徴で、制作プロセスや手仕事の痕跡を称える美学が随所に表れている。
このコレクションは、<Desigual>が持つボヘミアンで自由なブランドDNAをベースに、よりハードで官能的、そして現代的な表情へと再解釈したもの。柔らかなエネルギーとユーティリティを感じさせる構造が共存する、新たなブランド像を提示している。
Masha Popova
ロンドンを拠点とするデザイナーで、革新的なデニム表現と独自のフェミニニティの解釈で知られる。セントラル・セント・マーチンズを卒業後、<Maison Margiela(メゾン マルジェラ)>や<Celine(セリーヌ)>で経験を積み、自身のブランドを確立。これまでに Dua Lipa、Billie Eilish、Bella Hadid、Kylie Jenner など多くのセレブリティが彼女の作品を着用している。


