GUCCI、デムナが描く新ビジョン「Generation Gucci」を発表
異なる時代のプロダクトやイメージをひとつの物語にまとめたこのヴィジュアルでは、<GUCCI>の過去と現在が交差し、デムナによる方向性を印象づけている。


ファーストルックは、アーカイブに着想を得たシルクファイルのテーラードスタイル。着古したような質感を再現したジャケットは、クラスプで留める仕様で、ペンシルスカートやレギンス風のパンツと組み合わせたセットアップとして登場する。


ジーンズは、ポケットやクロージャーが目立たないよう設計されたシームレスな構造。無駄を削ぎ落とした設計が特徴となっている。


シルク製のトラベルスーツはパジャマのような快適さを持ち、テクニカル素材のモックネックやボディコンシャスなレザージャケットはサーフウェアからのインスピレーションが見られる。ルームガウンのように軽やかなコートには、シアリングやゴートヘア、フェザーを組み合わせた複雑なパターンが描かれている。


また、1970年代や1990年代の<GUCCI>を象徴するスタイルを再解釈したルックも展開されている。ウェブストライプをあしらったレーサージャケットや、ダブルGハードウェアを薄くアレンジしたバックル付きのベルト、全身をレザーやスエードでまとめたスタイリングに加え、アーカイブのスカーフを想起させるエクエストリアンプリントのセットアップなどがラインナップに加わる。


パーティーシーンに向けたルックでは、シルク素材のブルゾンにアンダーウェア風アイテムを重ねたレイヤードスタイルや、ドレープを効かせたミニスカートと同素材のトップスのセットアップが登場。流れるような質感のジャージーやシルクシフォンを用いたミニマルなドレスも加わり、ドレッシーながら肩の力を抜いた雰囲気が漂う。
足元には、すっきりとしたシルエットのローファーや、メンズサイズで展開されるバレエシューズ、スパイクをあしらったクラシックローファーなどをコーディネート。パンプスにはシームレスなスティレットヒールが採用され、洗練されたムードを引き立てる。


バッグは、GGキャンバスとチェーンを組み合わせた「ルネッタ Phone+ ショルダーバッグ」や、直線的なフォルムが特徴の「グッチ ジャッキー 1961」がラインナップ。ラージサイズにはクロコダイルやカーフスキンなどの上質素材を使用し、装いに程よい存在感を添える。「ディオニュソス」は鋭角的なフォルムへとアップデートされ、よりシャープな印象へと仕上げられている。
本ルックブックの詳細は、以下の公式ページからチェック
GUCCI Pre-Fall 2026 Lookbook
Photo Credit: Courtesy of Gucci
【クレジット】
Photographer: Demna
Make Up: Sam Visser
Hair: Anthony Turner