東京オペラシティなどを中心に、山野氏の作品を収録したアートブックを制作するプロジェクトの一環として開催された巡回展「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」が先日大盛況で幕を閉じた。

前回開催から２年ぶりとなる本展は、展覧会後では初となるテーブルウェア作品が数多く並ぶ。

“PICKNICK vol.2”と題し、作家が生活の拠点を置くスウェーデンのストックホルムでの日常を投影。森に囲まれた自然の中で仲間たちと過ごす時間を感じられる企画となっている。

11月23日(土)には山野氏が在廊し、“PICKNICK”を連想するような、グラス類やジャグ、プレートなどの食器類、オブジェクトなどストックホルムで製作された沢山の作品をお披露目。

今回の特別企画として、ピクニックにちなんだトリプルコラボレーション作品“PICKNICK Bag”が発売

バッグブランド「TEMBEA（テンベア）」に制作を依頼し、山野氏のグラス作品と＜UNDECORATED＞のオリジナルテキスタイルを使用したグラス＆ボトルホルダーがセットになりそれらを持ち運ぶことができるキャンバスバッグが限定販売される。

“PICKNICK” Basket Bag
¥150,000-(+tax)
受注生産
(お好きなグラス4脚+ボトルワイン1本)

“PICKNICK” Tote Bag
¥75,000-(+tax)
数量限定販売
(お好きなグラス2脚+ボトルワイン1本)

11月23日(土)と11月24日(日)はワインショップ「lulu」が参加しナチュラルワインをグラス販売。本展で山野氏のグラス作品を購入した人は、購入したグラスで厳選されたナチュラルワインをその場で飲むことができる。

開催日程
11/23(土)-12/1(日)
1PM-7PM
*作家在廊予定日：11/23 (土)

開催場所
groundfloor Gallery
東京都目黒区中目黒1-8-1 2F

・販売商品はなくなり次第終了。
・混雑時は待つ場合や一部販売数が制限される場合がある。

山野アンダーソン陽子
2001年よりガラス産業のメッカでもある南スウェーデンのスモーランド地方、フィンランド、ベネチアにてガラス製作技術を学ぶ。2004年、Konstfack（国立美術工芸デザイン大学）セラミック・ガラス科修士課程在学を機にストックホルムに拠点を移し、現在グスタブスベリにアトリエを構え、ガラス制作の活動の場としている。2011年、ストックホルム市より文化賞授与。2014年、スウェーデン議会が作品を貯蔵。
EUのみならず、イギリス、セルビア、日本などでも作品を発表し、ライフワーク「Glass Tableware in Still Life」の活動にてガラス食器のあり方を多方面から表現思考する。
Instagram：@yoko_yamano
Website:https://bit.ly/3YevAx8

TEMBEA
2004年にスタートしたバッグブランド＜TEMBEA＞。例えば、バゲット、本、おもちゃを入れるためのもの。新聞、教科書、野菜を運ぶためのもの。入れる物や用途が決まっているバッグを提案している。バッグはキャンバス生地を使用し、その無機質さ、素朴さ、デザイン性を意識した物作りを目指す。使い込むほどにやわらかい表情へ変化し、使う人の体になじんでいくことも特長。バッグは基本、仕切りもポケットもない。物を決められた場所に収める便利さではなく、なにも決めつけない“自由な使い勝手、自由の心地よさ”をスタイルとしている。TEMBEAとは「放浪」という意味。持つことによりどこかに行きたくなる。場所も時代も選ばず、普遍的な美を追求する道具としてのバッグ作りを続けている。
Instagram:@tembea_torso_design
Website:https://torso-design.com/

UNDECORATED
＜UNDECORATED＞は日本のメンズ＆ウィメンズブランド。「飾らない」シーンにフォーカスされたコレクション。服作りの基盤となる素材のあり方から考え、素材のためのデザインとして構築されたワードローブを展開する。日常で不可欠なアイテム(カットソーやサーマル、スウェット、シャツ)を定番的に展開する。
Instagram:@undecorated_official
Website:https://undecorated.jp/

wineshop lulu
常時600種類もの個性豊かなワインを取り揃える学芸大学のワインショップ&バー。角打ちスタイルでワインを楽しめる空間は、ワイン好きにとっては「作り手の想いを聞ける場」として、ワイン初心者にとっては「好みのワインに出会える場」として愛されている。
Instagram:@wineshop_lulu