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「Giant Kickoff」、三好彼流がデカメロンで見せる巨大身体の実験

Nov 21, 2025
2025年11月21日(金)から12月21日(日)まで、新宿・歌舞伎町のデカメロンで三好彼流による個展〈Giant Kickoff〉が開催される。本展は2022年から続く作品シリーズをもとに、《大蹴球》とその制作過程で現れた多様な形態の作品群を展示する構成だ。(PHOTO:大蹴球(2025, 歌舞伎超祭))

「Giant Kickoff」、三好彼流がデカメロンで見せる巨大身体の実験

Nov 21, 2025 - NEWS
2025年11月21日(金)から12月21日(日)まで、新宿・歌舞伎町のデカメロンで三好彼流による個展〈Giant Kickoff〉が開催される。本展は2022年から続く作品シリーズをもとに、《大蹴球》とその制作過程で現れた多様な形態の作品群を展示する構成だ。(PHOTO:大蹴球(2025, 歌舞伎超祭))

三好は「身体の拡張」や「身体を他者と共有すること」に向き合い、その思考をパフォーマンスやソフトスカルプチャーとして空間に定着させてきた。これまでリアルタイムのパフォーマンスを軸に発表してきたため、展覧会形式での個展は今回が初の試みとなる。

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大歩行 (2020, Tokyo, Photo by 松尾宇人)

場の脂肪(2024, Tokyo, Photo by Kim Roun)

会場では全長25mの巨大なサッカープレイヤーが試合を繰り広げるパフォーマンス作品《大蹴球》の構造が示される。巨大な人型のインフレータブル彫刻の内部に5人のパフォーマーが入り、胴体や四肢の機能を分担しながら連動して動く仕組みだ。さらに、パフォーマーが入った2.8mの球体を蹴り、ゴールにシュートすることを目標に攻防を組み立てる様子が記録映像として提示され、歌舞伎町シネシティ広場で行われた試合映像も併せて展示される。

Untitled (2025)

Untitled (2025)

会場に蓄積された動作の記録が、三好の思考と実践を一つの流れとして示す。

【プロフィール】
三好彼流(みよし かる)
アーティスト。2001年生まれ。東京を拠点にパフォーマンス、絵画、映像、インスタレーションを制作。服が身体に与える影響に関心を持ち、一部を巨大化させた服に他者の身体を取り込む手法で表現を行う。
主な展示に「Polyparallax, BENTEN 2025」(2025/王城ビル、東京都)、「科学と芸術の丘」(2025/松戸中央公園、千葉県)、「大蹴球」(2025/グリーンヒルズ緑山フットサルパーク、東京都)、「場の脂肪」(2024/Token Art Center、東京都)、「地下に繋がってるんや」(2024/same galery、東京都)。
主な舞台参加に「Stillive 2024:Kinetic Net」(2024/CCO、大阪府)、山内翔太「汗と油のチーズのように酸っぱいジュース」(2023/KYOTO EXPERIMENT、京都府)、川口隆夫「バラ色ダンス純粋性愛批判」(2023/両国シアターX、東京都/ロームシアター京都、京都府/那覇文化芸術劇場なはーと、沖縄県)、「デッカイダンス」(2022/RforD, MATTER、東京都)。
Instagram:@karu_miyoshi

【開催情報】
展覧会名:〈Giant Kickoff〉
会期:2025年11月21日(金)–12月21日(日)
会場:デカメロン
住所:東京都新宿区歌舞伎町1丁目12-4
営業時間:20:00〜27:00
休廊日:月曜日
Instagram:@decameron_kabukicho

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