日本とノルウェーの外交関係樹立120周年を機に、両国を拠点とする8名の作家が集い、“Re”という言葉をキーワードにジュエリーの未来を再考する。

本展では、各作家が“Re”で始まるキーワードを掲げ、その言葉を起点に作品を提示する。REFLECT（再現）、REBIRTH（再生）、RESIST（再起）、RECONSTRUCT（再構築）、RECREATE（再創造）、REDISCOVER（再発見）、RECRYSTALLIZE（再結晶）、REMIND（再考）、RECYCLE(再利用)――9つの“Re”が会場をつなぎ、素材と造形の多様さが響き合う。

REFLECT (再現) / JORGE MANILLA (ホルヘ マニラ)

It feels good to be destroyed　2025　ring　砂型鋳造アルミニウム、灰、レザー　60/30/12mm

REBIRTH（再生） / MARI ISHIKAWA (いしかわ まり)

01.REBIRTH-red　2024　brooch　銀925、ダイヤモンド、絹　80/100/20mm

RESIST（再起） / EMPAR JUANES (エンパル フアネス)

Aura　2024　brooch　アゲート、ステンレス鋼　550/650/101mm

RECONSTRUCT（再構築） / FUMIKI TAGUCHI (田口 史樹)

To revive with weathering　2018　brooch & pendant　プラモデル、銀　120/180/120mm

RECREATE（再創造） / PHILIPP SPILLMANN (フィリップ シュピルマン)

Half-classy I　2024　brooch　森で見つけた白いゴルフボールとレンガ積み用の木こての柄、街で見つけたチーク材のコーヒーテーブルと亜鉛メッキ鋼、鋼のネジ、鋼線　60/40/20mm

REDISCOVER（再発見） / ITTO MISHIMA (三島 一能)

Jewels in Oblivion　2025　brooch　プラスチック、アクリル、ペリドット、ステンレス、アクリル絵の具　80/60/30mm

RECRYSTALLIZE（再結晶） / OLAF TØNNESLAND HODNE（オラフ トゥンネスランド ホドネ）

Charoite Tear on Blue Lace Agate Eye　2025　brooch on wall sculpture　チャロアイト、スチール、ブルーレースアゲート　140/200/60mm

REMIND（再考） / TAKASHI KOJIMA（小嶋 崇嗣）

PARFUM_28ml_OP　2018　pendant　香水瓶、銀　55/65/23mm

RECYCLE(再利用)

Sea of Contours　2025　ITTO MISHIMA　プラスチック、ステンレス　100/60/25mm

03.RE:BIRTH 0-1　2025　MARI ISHIKAWA　銀925、珊瑚、絹、リサイクルプラスチック　各35×30×30mm

follow（辿る）　2025　FUMIKI TAGUCHI　銀、金コーティング、ガラス、海洋廃棄物　100×55×12mm

会期中には、出品作家全員が登壇するスライドトーク「Pecha Kucha Lecture」や、石と彫りのリング制作に挑むワークショップも行われる。北欧菓子と紅茶を楽しむフードイベントも加わり、作品鑑賞と体験型プログラムが交差する、豊かな時間が広がる。

ジュエリーが「装う」から「問いかける」へ――。作家たちの“Re”は未来への問いに対する静かな返信であり、その“Re”は、あなたの装いにも静かに響くだろう。

【出品作家】
・JORGE MANILLA（ホルヘ マニラ）
・EMPAR JUANES（エンパル フアネス）
・PHILIPP SPILLMANN（フィリップ シュピルマン）
・OLAF TØNNESLAND HODNE（オラフ トゥンネスランド ホドネ）
・MARI ISHIKAWA（いしかわ まり）
・FUMIKI TAGUCHI（田口 史樹）
・ITTO MISHIMA（三島 一能）
・TAKASHI KOJIMA（小嶋 崇嗣）

【開催情報】
展覧会名：Re:Re: Redefining Jewellery for Tomorrow―明日のジュエリーを再考する
会期：2025年9月13日（土）－10月13日（月・祝）
会場：市立伊丹ミュージアム 展示室6
開館時間：10:00－18:00（入館は17:30まで）
休館日：月曜（祝日の場合は開館、翌平日休館）
観覧料：無料
所在地：〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20（阪急伊丹駅より北東へ徒歩約9分、JR伊丹駅より北西へ徒歩約6分）
主催：市立伊丹ミュージアム［伊丹ミュージアム運営共同事業体／伊丹市］
助成：スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団、Norske Kunsthåndverkere、Norwegian Crafts、Norwegian Ministry of Foreign Affairs
後援：ノルウェー大使館、（公社）日本ジュエリーデザイナー協会、神戸芸術工科大学、オスロ国立芸術大学
URL：https://itami-im.jp/