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「ミュージアム コレクションⅡ もうひとつの物語――女性美術家たちの100年」、11/3(月・祝)まで世田谷美術館で開催中

Aug 5, 2025
女性が美術の世界で活躍することが、いまや当たり前となった現代。しかしその道のりは、決して平坦なものではなかった――。そんな「もうひとつの物語」に光を当てる展覧会「ミュージアム コレクションⅡ もうひとつの物語――女性美術家たちの100年」が、世田谷美術館にて11月3日(月・祝)まで開催されている。

「ミュージアム コレクションⅡ もうひとつの物語――女性美術家たちの100年」、11/3(月・祝)まで世田谷美術館で開催中

Aug 5, 2025 - NEWS
女性が美術の世界で活躍することが、いまや当たり前となった現代。しかしその道のりは、決して平坦なものではなかった――。そんな「もうひとつの物語」に光を当てる展覧会「ミュージアム コレクションⅡ もうひとつの物語――女性美術家たちの100年」が、世田谷美術館にて11月3日(月・祝)まで開催されている。

本展は、戦前・戦後の日本において美術家として歩み始めた女性たちから、現代においても活躍を続ける作家たちまでを紹介するもの。東京美術学校(現・東京藝術大学)に女性の入学が許されていなかった時代、自らの意思で美術を志した彼女たちの作品と生きざまを通して、100年にわたる女性美術家たちの軌跡をたどる。

辰野登恵子 《May-7-91》 1991年、世田谷美術館蔵

辰野登恵子の《May-7-91》(1991年)や、福田美蘭《FINE VIEWS》(1988年)、井上玲子《タイムトンネル’92(遊遊)》(1992年)など、時代も表現も異なる作品群が並び、世田谷美術館のコレクションから見えてくる女性たちのまなざしを浮かび上がらせる。

福田美蘭《FINE VIEWS》1988年、世田谷美術館蔵

井上玲子《タイムトンネル’92(遊遊)》1992年、世田谷美術館蔵 撮影:上野則宏

坂上チユキ《古代魚の夢》1988-1989年、世田谷美術館蔵

昭和、平成、令和と時代が移ろうなかで、美術に向き合った彼女たちの存在は、今日の私たちにどのような声を投げかけてくるのか。過去と現在を行き来しながら、美術の「もうひとつの物語」を見つめ直す機会となるだろう。

【開催情報】
展覧会名:ミュージアム コレクションⅡ もうひとつの物語――女性美術家たちの100年
会期:2025年7月26日(土)~11月3日(月・祝)
会場:世田谷美術館 2階展示室
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし8月11日、9月15日、10月13日、11月3日は開館)、8月12日、9月16日、10月14日は休館
観覧料:
・7月26日~9月30日:一般200円、65歳以上100円、大高生150円、中小生100円
・10月1日~11月3日:一般220円、65歳以上110円、大高生170円、中小生110円
※未就学児無料、各種割引制度あり
主催:世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
URL:https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection/detail.php?id=col00124

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