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アーティスト・ホセ・パルラ、六本木と銀座で同時個展『Home Away from Home』を開催中

Jul 8, 2025
アメリカを拠点に国際的に活躍するアーティスト・ホセ・パルラの個展『Home Away from Home』が、六本木の「KOTARO NUKAGA」と銀座の「POLA MUSEUM ANNEX」の2会場にて同時開催中である。

アーティスト・ホセ・パルラ、六本木と銀座で同時個展『Home Away from Home』を開催中

Jul 8, 2025 - NEWS
アメリカを拠点に国際的に活躍するアーティスト・ホセ・パルラの個展『Home Away from Home』が、六本木の「KOTARO NUKAGA」と銀座の「POLA MUSEUM ANNEX」の2会場にて同時開催中である。

ホセ・パルラは1973年、キューバ系の両親のもとマイアミに生まれ、多様な移民文化が交差するプエルトリコとマイアミで育った。1970〜1980年代のニューヨークのストリートカルチャーに強く影響を受け、グラフィティライター「Ease」として活動をスタート。その後、美術大学で学び、ニューヨークを拠点に画家としての道を歩み始めた。

彼の作品は、都市の壁や通りに残された記憶と社会の痕跡を重層的なレイヤーで描き出す「心理-地理学的な絵画」とも呼ばれ、都市、アイデンティティ、移民、階級といった現代社会の問題を背景に、個人の記憶と経験を重ね合わせて表現されている。

日本との縁も深く、1999年以降たびたび来日し、日本のアーティストや文化人との交流を通じて制作活動を行ってきた。備前焼との出会いやコラボレーション、東京での滞在制作など、日本の風土や文化、芸術はパルラにとって大きなインスピレーション源となっている。

今回の展示では、「ホーム」という概念を一つの場所に限定せず、記憶や移動、人との繋がりによって形成される「変化し続ける風景」としてとらえた視点から作品が展開される。

ホセ・パルラ
1973年 マイアミ生まれ。ブルックリン在住
Instagram:@joseparla

六本木の「KOTARO NUKAGA」では、日本での体験や出会いからインスピレーションを得た新作絵画が発表される。パルラ自身、「友人たちへのオマージュであり、芸術の旅を豊かにしてくれた瞬間」であると語っている。

銀座の「POLA MUSEUM ANNEX」では、備前焼とのコラボレーション作品や東京をテーマにしたラージスケールの新作1点を含む約20点の絵画が展示され、彼の活動の全貌と表現の進化を辿る構成となっている。

本展では、移民文化、都市、記憶、対話、そして生命の循環というテーマに焦点を当て、視覚的かつ詩的に描かれるパルラの世界を体験できる貴重な機会となる。

KOTARO NUKAGA
「Home Away from Home」
会期:2025年6月20日(金)‒ 8月9日(土)
開廊時間:11:00 ‒ 18:00(火-土)※日月祝休廊
会場:KOTARO NUKAGA(六本木)
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 2F
Instagram:@kotaro_nukaga

POLA MUSEUM ANNEX
「Home Away from Home」
会期:2025年6月20日(金)‒ 7月27日(日)
開廊時間:11:00 ‒ 19:00(入場は18:30まで)
※会期中無休、入場無料
会場:POLA MUSEUM ANNEX
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F
Instagram:@pola_annex

協力:ユカツルノアートオフィス

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