TOTEMEが3/27(木)に中国初の旗艦店を北京・三里屯にオープン、Herzog & de Meuronとの建築パートナーシップが実現

今回の新店舗は、既存建築の自然なフォルムを活かしながら、ブランドの彫刻的な美学を体現。白いプリーツ状の石壁から白い金属サイディングへと移り変わる2階建てのファサードは、バックライト付きガラスで柔らかく照らされ、北京東部のショッピング、飲食、エンターテインメントの中心地・三里屯において象徴的な存在感を放っている。

店内は、幾何学的なフォルムと自然要素が交差する空間設計で、中心にはTOTEMEと中国伝統庭園の供石(Gonshi)を融合させた、漆塗りのスチール製階段が印象的に配置されている。階段は上層に向かうにつれスケールが増し、ジュエリーをキャストガラスの下に展示する頂上部には、巨大な三次元スクリーンが広がり、スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンのサイレント映画が投影されている。

また、TOTEMEの特徴でもあるモノクロームのカラーパレットを基調とし、床と天井には光沢のあるブラックラッカー仕上げの木材を使用。同素材を用いたカスタム木製テーブルは床からシームレスに立ち上がるデザインとなっている。プレタポルテはプリーツ状の白布の壁を背景に、アクセサリーは氷を思わせるガラスの上に展示されており、北欧のルーツを反映した空間に仕上がっている。
今回のグランドオープンを記念して、店舗限定カラー3色の新作「Bevel」バッグを発売。また、2025年春夏コレクションのプレタポルテ、シューズ、小型レザーグッズ、アクセサリー、ジュエリー、バッグがフルラインナップで展開される。
TOTEME創業者のカール・リンドマンは、「このプロジェクトは、私たちのビジュアル言語の限界を押し広げるものであり、建築そのものと対話することでTOTEMEの美学を没入的に表現できた」とコメント。また、ヘルツォーク&ド・ムーロンのアスカン・メルゲンタラーは、「既存の空間を活かしながらTOTEMEの階段やジグザグの橋を配置することで、予想外の新しい体験を提供する設計に挑んだ」と述べている。
ABOUT HERZOG & DE MEURON
ヘルツォーク&ド・ムーロンは、スイス・バーゼルを拠点とする国際的な建築設計事務所。1978年に設立され、現在は創業者の2人に加え、パートナーやCEOが率いる体制となっている。現在、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの幅広いプロジェクトに携わる500人以上の国際的なチームが活動している。バーゼルの本社を中心に、ベルリン、ミュンヘン、パリ、ロンドン、香港、ニューヨーク、サンフランシスコのスタジオと連携しながら業務を展開している。
ABOUT TOTEME
<TOTEME>は、スウェーデンの感性、現代の志向、スタイルの概念に根ざしたファッションハウス。女性の多様な役割や実際の着用方法を重視し、素材と形状に重点を置いた象徴的なデザインを作り出す。アーキタイプのピースは女性の視点から考察され、贅沢な生地、豊かな質感、グラフィックなシルエットで実現されている。直接的で決定的なドレスコードを代表するコレクションは、キュレーションされた編集、ビジュアル、スペースの中で文脈化されている。<TOTEME>は 2014 年にエリン・クリングとカール・リンドマンによって設立された。ストックホルムのスタジオから、レディ・トゥ・ウェア、シューズ、バッグ、アクセサリー、ジュエリーを含むコレクションを制作している。