1981年に開設されたデザイン発信拠点「AXIS GALLERY」で、木をベースにした作品が一堂に会する展示が開催される。建築家・デザイナー鬼木孝一郎の新作コンソールテーブルや梶谷拓生の10年間のデザイン活動、静岡のオーダーメイド家具工房iwakaguの木製家具などが展示される。また、デザインユニットtossanaighは、使い道が決まらないまま眠っている林地残材を活用したサスティナブルなダイニングテーブルも展示する。

東京ミッドタウンでは、Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024の開催期間中、3組のクリエイター作品をテーマ「つむぐデザイン－Weaving the Future－」で展示する。

アンダー30の部門で選ばれたデザイナー、竹下早紀は、世界一軽い木材とされるバルサ材を染色し、200度近い熱風を当てて色を変化させる作品「Eeyo（イーヨー）」を発表する。

竹下の作品は木材と染料の相性によって起こる不思議な現象を表現している。染める時間や熱の当て方によって色や模様を変化させ、木目の表情やテクスチャをそのままに、表面に凹凸があるものや曲面、立体物に対してグラフィカルな加工をすることが可能だ。

若田勇輔は、47都道府県のご当地の果物や食品の廃材をアップサイクルし、新しいプロダクトに生まれ変わらせるプロジェクト「RE 47 CRAFTS」を発表した。

若田はアップサイクルした素材で地方の職人や生産者と協業し、工芸品をリデザインし伝統工芸品を製作した。本展示を通じて各地方の文化と可能性を知る体験を提供する。

アンダー30に選ばれたプロダクトデザイナー・プロデューサーの都淳朗とUIデザイナーの太田壮によるクリエイティブ・ユニットAAAQは、「光弾性（photoelasticity）」という目に見えない力を可視化する現象を利用した作品「Visible Stress」を発表する。

この作品体験から、今まで何気なく感じ取っていた自身と周囲の在り方を再考し、身の回りに潜む美しい力の世界を想像するきっかけを提供する。

他にも様々な場所でデザイン、アート、インテリア、ファッションなどの多彩なプレゼンテーションが開催されるので、こちらからチェックしてほしい。

-DESIGNART TOKYO 2024　開催概要
会　期：2024年10月18日（金）〜10月27日（日）の10日間
エリア：表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・広尾・銀座・東京
主催：DESIGNART TOKYO 実行委員会
発起人：青木昭夫（MIRU DESIGN）／川上シュン（artless）／小池博史（NON-GRID）／永田宙郷（TIMELESS）／アストリッド・クライン（Klein Dytham architecture）／マーク・ダイサム（Klein Dytham architecture）
オフィシャルウェブサイト：https://designart.jp/designarttokyo2024/
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