Laurel Haloによる5年ぶりの最新作『Atlas』のライブパフォーマンス。LA拠点の作曲家、パフォーマーのTashi WadaとJulia Holterによる初来日公演が決定。日本からはギタリストのRiki Hidakaが出演
5年ぶりとなる新アルバムを自身のレーベル《Awe》よりリリースし、アーティストとしての新境地を見せたLaurel Haloが最新作『Atlas』のライブパフォーマンスとなるLaurel Halo presents Atlasを発表。さらに、自作楽器によるドローン・ミュージックの世界的パイオニアである故・Yoshi Wada氏を父に持つLA拠点の作曲家、パフォーマーTashi Wadaと、ソロプロジェクトの傍ら、Tashiとのグループや互いのプロジェクトで共演を重ねてきたLA拠点の作曲家、パフォーマー、レコーディングアーティストのJulia Holterによる、Tashi Wada with Julia Holterの初来日公演が決定。また、日本からはギタリストのRiki Hidakaが出演します。 本プログラムはスポーツ&アウトドアブランドを手がける《GOLDWIN》との共同研究開発の中で誕生した、バイオテクノロジーのベンチャー企業である《Spiber》が手がける新素材『Brewed Protein™』を起点とした、新たな未来への可能性を探求するコミュニティREGENERATIVE CIRCLEのサポートのもと、開催されます。
MODEについて
MODEはロンドン拠点の音楽レーベル兼コンサートプロダクション「33-33(サーティースリー・サーティースリー)」と日本を拠点に音楽の分野において、実験的な展覧会、イベントなどを展開するキュレトリアル・コレクティブ「BLISS(ブリス)」が共同主宰する、実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズです。
2018年にロンドンにて初開催され、坂本龍一氏がキュレーターを務めました
パンデミックを経て、『MODE 2023 TOKYO』が2023年5月末から6月初旬にかけて日本で初開催されました。世界的に評価を受けている欧米拠点のアーティストと、日本・アジアを拠点に世界で活躍するアーティストが東京に集結し、パフォーマンスが披露されました。『MODE 2023 TOKYO』は2023年3月28日に惜しまれつつ逝去された坂本龍一氏に捧げられました。
REGENERATIVE CIRCLEについて
REGENERATIVE CIRCLEは地球の再生を促進するビジョンを共有するコミュニティです。GOLDWINとSpiberがアパレル製品に向けた共同研究開発の中で進化させた新素材「Brewed Protein™繊維」を起点とし、共鳴する多様な表現者と共に、アート、カルチャー、ファッション、テクノロジーなどを横断しながら、新たな未来への可能性を探求します。
開催日程詳細
公演日時:
12月18日(月)18:00開場/18:45開演 21:40終演
会場:
淀橋教会 〒169-0073 東京都新宿区百人町1-17-8
チケット料金:
前売7,000円[全席自由] ※ZAIKOにて販売中
出演者:
Laurel Halo(ローレル・ヘイロー/US)
Tashi Wada with Julia Holter(タシ・ワダ・ウィズ・ジュリア・ホルター/US)
Riki Hidaka(リキ・ヒダカ/JP)
出演アーティスト
Laurel Halo(ローレル・ヘイロー)
デトロイト出身のロサンゼルスを拠点とする作曲家、プロデューサー、ミュージシャン、DJ。さまざまな音楽の系譜から影響を受けてきた彼女は、ポップス、アンビエント、レフト・フィールド、実験的なエレクトロニカ、映画のサウンドトラックとスタイリッシュで多様なジャンルを横断する自身のアウトプットにおいて、独自の美学を一貫させる緻密なアプローチをとっている。2012年以来、Quarantine(Hyperdub, 2012)、In Situ(Honest Jon’s, 2015)、Raw Silk Uncut Wood(Latency, 2018)、Possessed: OST(Vinyl Factory, 2020)といったジャンル間を流動し、複雑でありながら自由なアルバムを数々リリース。今までに、Southbank Centre、Sydney Opera House、The Kitchen、Kölner Philharmonie、CTM/Transmediale、Sónar、Montreux Jazz Festivalなど、世界中の会場、フェスティバル、クラブ、施設でパフォーマンスを重ね、Moritz von Oswald、Metahaven、Kevin Beasley、Julia Holter、Hanne Lippard、Eckhaus Latta、John Cale、London Contemporary Orchestraといったアーティストやデザイナーとのコラボレーションを重ねてきた。2023年7月には、自主レーベルである《Awe》の立ち上げとともに、最新アルバムである『Atlas』を発表。
ashi Wada with Julia Holter(タシ・ワダ・ウィズ・ジュリア・ホルター)
オルタネート・チューニングとシンプルな音楽構造を駆使し、協和音と不協和音を組み合わせ、予測不可能な知覚効果を生み出す作曲家のTashi Wada(タシ・ワダ)と、彼と深い親交を持つコラボレーターのJulia Holter(ジュリア・ホルター)による共演。Wadaは、今までに声を交えた恍惚で多層的な作品で知られるHolterと互いのグループやプロジェクトで共演を重ね、直感的で音楽的な連帯感を築き上げてきた。雑誌『The New Yorker』は彼らのパフォーマンスを『恍惚なドローン音と型破りなチューニングで構成されるWadaとHolterのコンサートには、無限の魂が息づいている』と称賛している。
Tashi Wada(タシ・ワダ)
ロサンゼルスを拠点とする作曲家兼パフォーマー。オルタネート・チューニングとシンプルな音楽構造を駆使し、協和音と不協和音を組み合わせて予測不可能な知覚効果を生み出す作品で知られる。James Tenneyと共にCalArtsで作曲を学び、長年にわたり、父親である作曲家兼アーティストのYoshi Wada(ヨシ・ワダ)と共演を重ねた。世界各国で自身の音楽作品を発表し、Charles Curtis、Simone Forti、Julia Holterといったさまざまなアーティストとコラボレーションを果たしている。また、自主レーベル《Saltern》を立ち上げ、運営している。最新アルバムである『Nue』はRVNG Intl.からリリースされた。
Julia Holter(ジュリア・ホルター)
ロサンゼルスを拠点とする作曲家、パフォーマー、レコーディングアーティスト。音響が持つ神秘性への興味から、自宅、野外(フィールドレコーダーを使いながら)、レコーディングスタジオなどの様々な環境下での録音を実施している。また、声や、言葉と意味を持たない発声との間隔に焦点を当てたライブパフォーマンスの発表も頻繁に行っている。Holterの音楽は多層的かつ濃密であることで知られ、自由な歌の構造や雰囲気、声が持つ直感性の内にあるメロディーを探求した作品を数多く制作・発表している。
Riki Hidaka(リキ・ヒダカ)
2010年頃から数枚のアルバムを自主制作、また広島・STEREO RECORDSより発表。ソロ活動の他、GOD、betcover!!、Minami Deutschなどのバンドに参加。
2021年、ジム・オルーク、石橋英子とのトリオ編成でのアルバム「置大石」をSTEREO RECORDSよりリリース。
2022年、小山登美夫ギャラリー、茅ヶ崎市美術館で発表された桑久保徹の12枚の絵画のために制作した12曲を収録したCD3枚組アルバム「Music For 12 Painters, A Calendar And Toru Kuwakubo」をリリース。
2022年、初のEUツアーを行いRafael Toral、David Maranha等と共演。
2023年、LP「Potato days / Angry tortoise」をリリース。
About 33-33:
33−33(サーティースリー・サーティースリー)は、ロンドン拠点のレコードレーベル兼イベントプロダクション。年間を通してイベントプログラムを企画制作するだけでなく、33−33レーベルからのレコードのリリースや、アーティストとともに個別のプロジェクトを制作するなどしている。
33−33は、イースト・ロンドンの教会にて2014年以来開催されているイベント『St John Sessions』を機に発足。過去にはガーナ、東京、ベイルート、カイロでイベントを開催している。2018年には音楽、アート、パフォーマンスを紹介するフェスティバル『MODE』を設立。2018年には坂本龍一氏がキュレーションを行い、2019年にはLaurel Halo(ローレル・ヘイロー)がプログラムを構成、2023年には、日本を拠点として設立されたキュレトリアル・コレクティブのBLISS(ブリス)と共に5月末から6月初旬にかけて東京にて開催された。
About BLISS:
BLISS(ブリス)は、2019年に日本を拠点として設立されたキュレトリアル・コレクティブ。アートと音楽の分野において、実験的な展覧会、イベントなどを行う。主なプロジェクトに、Kelsey Lu at Enoura Observatory (2019)、INTERDIFFUSION A Tribute to Yoshi Wada (2021)など。
About GOLDWIN:
1951年、富山県小矢部市にて設立。「スポーツを通じて、豊かで健やかな暮らしを実現する」 を企業理念とし、オリジナルブランド「Goldwin」をグローバルで展開。さらに「THE NORTH FACE」、「HELLY HANSEN」、「Speedo」、「CANTERBURY」などの高機能スポーツウエアを日本国内を中心に展開。研究開発から企画、製造、品質管理、販売までを一貫して管理し、お客様に寄り添った製品とサービスを提供することに努めています。また、楽しみながら緑の地球を守るプログラム「GREEN IS GOOD」のコンセプトを掲げ、製品リサイクルや環境負荷の少ない素材の使用、永く製品を使っていただけるリペアサービス、本社ビルでのグリーン電力導入などの環境に配慮した活動に注力し、持続可能な社会の発展に寄与することを目指しています。
Website
About Spiber:
2007年9月に設立されたSpiber株式会社は、山形県鶴岡市に本社を置くバイオテクノロジーのベンチャー企業で「人類の持続可能なウェルビーイングに貢献する」ことを存在意義としています。Spiberは最先端の合成生物学、高分子科学、材料科学を駆使して次世代型の新素材である、人工タンパク質素材「Brewed Protein™繊維」を開発し、社会の循環型経済への移行に役立つソリューションを提案します。
チケットお問合せ先
MODE:mode.exchange.tokyo@gmail.com