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職人の息遣いを感じて、家具をもっと好きになる。Ritzwell 表参道ショップ&アトリエオープン

Feb 14, 2022 - FEATURE
表参道交差点からほど近く。のんびりした空気の流れる児童公園の隣に「ののあおやま」が オープンしたのは2020年7月のこと。
“森の中の商店街”をコンセプトに、話題のレストランや ショップが軒を連ねるなか、2022年1月にオープンしたのが Ritzwell(リッツウェル)だ。
実はこのRitzwell、1992年創業と比較的歴史の浅いブランドながら、インテリアコー ディネーターなどプロの世界で“知らない人はいない”と言われるほどの存在。
世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」の常連で、世界にもファンが多い日本ブランドだ。
これまで国内には、東京、大阪、福岡にショールームを構えていたが、今回満を持して路面店を出店。そのこだわりに迫った。

使う人と作る人をもっと近くに。“実感”することでうまれる愛着

家具が好き、家具に詳しいという人でも、その製作過程に触れる機会は少ないのではないだろうか。
ショールームやショップで完成品を見ることは多くても、その家具が作られる工程を見るのはむずかしい。
しかし、このショップ&アトリエでは、職人による家具作りをいつでも見学することができる。

それを叶えるのが、店内に入ってまず目に飛び込んでくるアトリエスペース。ここに職人が常駐し、Ritzwell の家具作りの粋を極めた“椅子張り”の作業を行っている。手の感覚を頼りに生地を張り、椅子の裏の見えない部分まで美しくタッカーを打つ。その音さえ心地よく、無駄のない所作は何時間でも眺めていたくなるほどだ。

思わず声をかけるのをためらうような集中力だが、気になったことがあれば気軽に質問にも応じてくれる。作業工程のこと、使っている道具のこと。家具作りについて職人ならではのこだわりをきけるのはありがたい。

ここまでオープンなスペースで製作工程を見せるのには、Ritzwell を率いる宮本社長のある想いがある。「いまは、使う人と作る人の距離が遠くなっている時代。寿司屋のカウンターで目の前の職人さんが握ってくれるような、そんな“実感”のあるお店が作りたかった」と宮本社長。もの作りに真摯に向き合い、たしかな技術を誇るRitzwellだからこそできる試みだろう。

ただできあがった製品を見て選ぶのではなく、どんな職人がどのように作ったか、その背景を垣間見ることで、ものへの愛情はさらに深まっていく。家具という、長く使うものだからこそ、その体験が重要なものになることは間違いなさそうだ。

オープンを記念したスペシャルエディションを5台限定で受注生産

日本だけでなく、世界的な評価を誇る Ritzwell の家具。名だたるデザイン賞の受賞歴があるなかで、イタリアのデザイン賞「アーキプロダクツデザイン賞 2019」を受賞したのが IBIZA FORTE EASY CHAIRだ。

細いステンレスフレームに厚革を巻いただけのシンプルな構造にもかかわらず、厚革のベ ルトのしなりと二段使いのクッションが腰や背中をやさしくサポート。ステンレススチー ルと厚革の風合いも見事にマッチしている。今回、この IBIZA FORTE EASY CHAIR に、インディゴブルーの限定モデルが登場。オープンを記念して5台限定で受注販売されるというから見逃せない。

JK 894 omotesando limited edition 566,600 円

 

限定モデルのポイントカラーはエンジ。インディゴブルーとのコントラストが美しい。

限定モデルだけの特別仕様として施された、クッションの革パイピング。ボリュームのあるシルエットを立体的に表現する。

一生に数回しか訪れないかもしれない、家具を買う機会。だからこそ、本当に信頼できるものを、信頼できる作り手から選びたい。Ritzwell はわれわれのそんな想いに応えてくれる。 もしいま家具を買う予定がなかったとしても、たびたび訪れて職人の息吹を感じてみるのもいいだろう。彼らがみせる真摯な姿勢に、きっと背筋が伸びるはずだから。

リッツウェル 表参道 SHOP & ATELIER
〒107-0061 東京都港区北青山 3-4-3 ののあおやま 1F
営業時間:11:00 ~ 19:00
定休日:水曜日

お問い合わせ先
TEL:03-3423-2929
E-mail:ritzwell_prd@ritzwell.com

  • text : Midori Sekikawa