ファッション性の高いポップなイメージと、力強い構図や配色でイラストレーターとして多岐にわたる媒体で活躍中のAZUSA IIDAが、本展で初となる石膏を用いた立体作品を発表。
これまでイラストレーターとして主に平面的な作品を制作してきたが、会場となるギャラリーを見た瞬間に石膏による立体表現が頭に浮かんだという。自身の経験や技術にとらわれることなく、制作意欲や感情に正直に作品と向き合うクリエイターとしての姿勢が、今回の新作展で存分に表現されている。

タイトルにもなっている「dolls = 人形」は、人々の愛しみの対象として私たちの生活に長い間根付いてきた。今回の立体作品シリーズは、自身の作品が観る人にとって思いやりや愛情の対象となることを願いつつ制作されたという。

・Artist Statement
生活に様々な影響を与えるアートを制作するという点において大切にしていることは、「その作品を見て幸せな気分になれるか」ということです。表現において私がいつも”色”を大切にしているのは、”色”は感情を表したり、何かメッセージのようなものを見る人に伝えてくれるような気がしているからです。今回のテーマである ”dolls=人形”は他者への思いやりや愛情を育むために存在してきたという歴史があります。アート作品として作られた人形が、生活の一部となり、名前を付けられたり、日々触れられたりすることで魂が入り、友人や家族のような存在となる。アートが人々の心の安定や安心につながる、そんな風になることを願っています。（AZUSA IIDA）

【AZUSA IIDA 新作展「dolls」】
会期：2022年9月28日（水）～10月29日（土）
場所：hpgrp GALLERY TOKYO（東京都港区南青山5-7-17 小原流会館B1F）
電話番号：03-3797-1507
営業時間：12:00-19:00（日～火定休）

AZUSA IIDA
公式サイト：https://www.azusa-iida.com/

hpgrp GALLERY TOKYO
公式サイト：https://hpgrpgallery.com/