QUI

NEWS

山田康平の個展「green back / front」が開催、緑のトーンから絵画の深度と運動を探る

Oct 7, 2026
タカ・イシイギャラリー 六本木は、山田康平の個展「green back / front」を2026年10月3日(土)から31日(土)まで開催する。2023年の同廊での初個展以来2回目となる本展では、近年継続して取り組んでいる緑のトーンを中心とした最新の平面作品を発表。タカ・イシイギャラリー 京都では、山田による個展「風景は別々になり、それでも外へ出る。」を同時開催する。(IMAGE:山田康平 「Untitled」 2026年 キャンバスに油彩 130.3 x 97 cm © Kohei Yamada. Courtesy of Taka Ishii Gallery / 撮影: 髙橋健治)

山田康平の個展「green back / front」が開催、緑のトーンから絵画の深度と運動を探る

Oct 7, 2026 - NEWS
タカ・イシイギャラリー 六本木は、山田康平の個展「green back / front」を2026年10月3日(土)から31日(土)まで開催する。2023年の同廊での初個展以来2回目となる本展では、近年継続して取り組んでいる緑のトーンを中心とした最新の平面作品を発表。タカ・イシイギャラリー 京都では、山田による個展「風景は別々になり、それでも外へ出る。」を同時開催する。(IMAGE:山田康平 「Untitled」 2026年 キャンバスに油彩 130.3 x 97 cm © Kohei Yamada. Courtesy of Taka Ishii Gallery / 撮影: 髙橋健治)

山田の絵画は、オイルを染み込ませて流動性を持たせたキャンバスに、刷毛で広く色を重ね、部分的に拭き取る工程を繰り返して制作される。表面を滑らかに整えながら油彩の物質的な厚みを抑え、幾重ものレイヤーと偶発的なにじみを生み出すことで、平面の中に奥行きをつくり出している。

山田康平 「Untitled」 2026年 紙に油彩、合板、松材 30 x 30 x 4 cm © Kohei Yamada. Courtesy of Taka Ishii Gallery / 撮影: 髙橋健治

これまで多く制作してきた赤と青が共存する作品では、色面の鮮やかなコントラストや、矩形のキャンバスにおける形と色の比率による緊張関係が画面を構成してきた。一方、本展の中心となる緑を主体とした作品では、色の対比から距離を置き、絵具を重ねる過程で生じる面の進出と後退、絵画の深度や運動へと意識を向けている。

山田作品の特徴のひとつである黒い線も画面を縦横に走り、異なる要素をつなぐ役割を担う。下層からわずかに見える色とともに、制作の身振りに応じて何かが浮かび上がり、別のものが沈み込むような現出と消失のプロセスが組み込まれている。本展では、色彩それぞれへの感覚を起点に、さまざまな力学が生まれる場としての絵画を探る近年の制作が展開される。

プロフィール
山田康平
1997年大阪府生まれ。2020年に武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を卒業し、2022年に京都芸術大学修士課程美術工芸領域油画専攻を修了。現在は東京を拠点に活動している。
主な個展に「支える軽さ」隙間(東京、2025年)、「Borderline」Arario Gallery Seoul(ソウル、2025年)、「Strikethrough」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「それを隠すように」biscuit gallery(東京、2022年)など。グループ展では「Brick, Breath, Horizon」Zian Gallery x Lisson Gallery(上海、2025年)、「Everywhere It Goes」Mai 36 Galerie(チューリッヒ、2024年)、「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」東京都現代美術館(2024年)などに参加。2024年にBUG Art Awardファイナリスト、2020年にCAF賞入選。
Instagram:@kumakuma0523

開催情報
山田康平「green back / front」
会期:2026年10月3日(土) – 31日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー 六本木
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F
営業時間:12:00 – 19:00
定休日:日・月・祝祭日
ウェブサイト:www.takaishiigallery.com

NEW ARRIVALS

Recommend