「第一回 前橋国際芸術祭 2026」全アーティスト・プログラム発表、マルタン・マルジェラや川俣正らが参加
3月に参加アーティスト/プロジェクト第一弾が発表されていた本芸術祭。今回の発表では、追加アーティストや展示会場、音楽・演劇・ガストロノミー・マーケットなど、会期中に展開されるプログラムの詳細が明らかになった。
「第一回 前橋国際芸術祭 2026」は、2016年に前橋市が策定したまちづくりビジョン「めぶく。」を起点に、民間主導で進められてきた都市再生の流れと呼応する国際芸術祭。第一回のテーマは「めぶく。Where good things grow.」。現代アートに加え、建築、音楽、詩、演劇、食など、多彩な領域から70組のアーティストが参加し、地元・前橋のクリエイターと連携する20以上のプログラムも行われる。
新たに発表された主なプロジェクトには、川俣正、アレクサ・クミコ・ハタナカ、マルタン・マルジェラ、蜷川実花 with EiMらが参加する。

川俣正は《Tree Hut Project》を展開。アーツ前橋正面のケヤキに1基を現地制作するほか、東和銀行本店併設「憩いの広場」に、市民が構想した参加型プロジェクトとして《Tree Huts》を設置する。都市の再開発とともに変化し続ける、長期的なパブリックアート・プロジェクトとして計画されている。

アレクサ・クミコ・ハタナカは、前橋で滞在制作を行い、その成果をアーツ前橋で発表する。日本、ベトナム、韓国など、世界各地の紙づくりをリサーチし、手漉き和紙を素材にテキスタイル、衣服、彫刻などを制作する日系カナダ人アーティストだ。第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展にも選出されている。

マルタン・マルジェラは、アーツ前橋とまえばしガレリアで作品を展示・紹介する。2008年にファッション界を退き、アーティストに転身したマルジェラは、人間の身体や痕跡、時間、不在といった主題を軸に表現活動を続けている。前橋では、コラージュ、絵画、ドローイング、大型彫刻、アッサンブラージュ、映像作品などを紹介する。

蜷川実花 with EiMは、ハウゼビルで新作を発表する。蜷川は、アーツ前橋開館10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」(2023)にも参加。本芸術祭では、科学者・アーティスティックディレクターの宮田裕章、プロダクションデザイナーEnzoらと結成するクリエイティブチーム〈EiM〉として参加する。
また、会期中には前橋のまちなかを舞台に、音楽、演劇、ガストロノミー、マーケットなどのプログラムも展開される。
《前橋国際芸術祭 2026 オープニングライブ》

9月19日(土)から9月21日(月祝)まで、ハウゼビルで開催。ジム・オルーク、カール・ストーン、クリストフ・シャルルらが参加する。
《LOLOET Workshop Live「本当は言いたかったこと」》

11月8日(日)、前橋中央通り商店街(予定)で開催。和田彩花と群馬大学共同教育学部附属中学校音楽部の生徒たちが、街で見つけた音や心のなかにある言葉をもとに、即興演奏のワークショップ公演を行う。
《koe oto note》

10月31日(土)、11月1日(日)、旧安田銀行担保倉庫で開催。藤田貴大、原田郁子、青柳いづみによるリーディングライブで、前橋空襲の戦災遺構を舞台に、声、音、言葉をつなげていく。
《Food as Art?》

浜田岳文、ラスムス・ムンク、高田裕介が参加し、白井屋ホテルほかで展開。「食は現代美術の領域に入り得るか?」という問いをもとに、建築や前橋の街を舞台にした食体験を開発・提供する。
《MAEBASHI ART MARKET – 持ち帰る芸術祭》Produced by MEET YOUR ART with 風街夕やけマルシェ

11月21日(土)、22日(日)に前橋中央通り商店街ほかで開催。アート、食、ファッション、クラフトが交差するマーケットを展開する。
《Funclusion Hall》Produced by HERALBONY

12月5日(土)、6日(日)、ミヤケン元気21にぎわいホールで開催。〈FUN(楽しさ)〉と〈Inclusion(包摂)〉を融合させた〈FUNclusion〉をコンセプトに、体験型ワークショップ・ガーデンを創出する。
《空気に根をおろす》 白井屋ホテルアートイルミネーション2026+ミロコマチコ at SHIROIYA

白井屋ホテルで展開。画家で絵本作家のミロコマチコが、芸術祭の開催テーマ〈めぶく。〉にちなみ、白井屋ホテルのグリーンタワーを舞台に作品を発表する。
フリッツ・アートセンター《ほどく・つくろう・あみなおす》

寺町藝術センターで実施。敷島公園で40年間、良書とアートを紹介してきた「フリッツ・アートセンター」の小見純一が、三河町の2棟の空きビルを劇場やアートホテルへと再生させるプロジェクト。会期中は、演劇上演、アート展示、映画祭、音楽ライブなどが行われる。
そのほか、「すべての人がめぶく」映画祭、移動式公開編集会議アルケノード、前橋国際芸術祭2026オープンダイアログ、マエバシタクシー、めぶく。カンファレンス、吉開菜央特集上映、NEW TRADITIONAL、「Noie」by BnA、ネオ‧ネオ‧ダダダMAEBASHIなども予定されている。
開催情報
「第一回 前橋国際芸術祭 2026」
会期:2026年9月19日(土)〜12月20日(日)
会場:アーツ前橋、まえばしガレリア、白井屋ホテル、前橋市中心市街地エリア
有料会場:アーツ前橋、まえばしガレリア、ハウゼビル、寺町藝術センター、広瀬川美術館、ya-gins、裏ノ間
料金:パスポートチケット 一般 3,000円(税込)、学生 2,000円(税込)、一般(前橋市民)3,000円(税込)
チケット販売:オンライン購入 2026年5月26日(火)12:00〜12月20日(日)17:00、当日券 2026年9月19日(土)〜12月20日(日)アーツ前橋 総合カウンターで販売 ※休館日を除く
ウェブサイト:https://maebashi-biennale.com/
主催:前橋国際芸術祭2026実行委員会
特別共催:株式会社メルコグループ
共催:前橋市
Instagram:@maebashi__biennale