Kwangho Leeによる展覧会、「GHOST IN THE SHELL」「O SERIES」がSKACにて同時開催中
本展はSKAC内の2つの異なる空間、「PARK」と「ARCADE」で展開され、それぞれが異なる素材と文脈をもってLeeの芸術実践に新たなレイヤーを与えている。
「GHOST IN THE SHELL」は、高架下に位置する「PARK」の空間構造そのものと密接に連関するインスタレーションだ。工業素材を結び合わせることで「時間」が刻み込まれた結び目のオブジェが、空間全体に呼応しながら浮かび上がる。かつて「シェル(殻)」として機能していたこの空間が、文化的な「ゴースト(亡霊)」を宿す場へと変貌を遂げ、Leeの思想と呼応する。
一方「O SERIES」では、再利用されたアルミニウム型枠の素地に、彫刻的な造形言語が宿る。「O」というかたちは、循環、無限、つながり、ゼロ、円、アルファベットと、見る者によって多様に立ち現れる。その解釈の幅が、言語や感覚の境界を越えていく。「ARCADE」で発表されるデビュー作「Original Line」は、スツール(O-O-S1)、チェア(O-O-C1)、ベンチ(O-O-B1)の3種へと展開される。アルミという冷たい素材が、形を通して語りはじめるさまは、まさに素材と知覚の対話とも言えるだろう。
これらの展示は、SKACを運営する設計事務所DAIKEI MILLSと、イ・カンホの共鳴から生まれた企画だ。ともにプロダクトと空間を横断する表現者である彼らは、単なる日韓交流を超え、アジアにおける新たなクリエイティブアイデンティティの確立を目指す。そのヴィジョンが、今回の二つの展示に結晶している。
【プロフィール】
Kwangho Lee(イ・カンホ)
ソウルを拠点に活動するアーティスト。2007年に弘益大学金属工芸デザイン専攻を卒業。幼少期から手を動かすことに喜びを見出し、農家だった祖父の手仕事から影響を受ける。身近な素材を用いて、日用品に新たな意味と機能を与えるアプローチを続けている。
URL:http://www.kwangholee.com/
Instagram:@_kwangho_lee
【開催情報】
展覧会名:GHOST IN THE SHELL/O SERIES
会期:2025年12月19日(木)〜2026年2月15日(日)
会場:SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)
住所:東京都葛飾区西亀有3-26-4
開館時間:水曜日-日曜日 11:00-19:00
休館日:月・火曜日
観覧料:無料
Instagram:@skwat.site