1/17(土)開幕、特別展「NIGO®と半泥子」で交差する茶の湯とストリートの感性
世界で活躍するデザイナーのNIGO®は、茶の湯文化を通じて川喜田半泥子の作品と出会い、その唯一無二の佇まいに強く惹かれてきた。廣永窯(仙鶴窯)での作陶経験をきっかけに、自身も各地の窯元を巡り、茶碗づくりに深く没頭している。本展では、NIGO®が蒐集した川喜田半泥子の作品55点と、NIGO®自身が制作した茶碗25作品を一堂に紹介する。

信楽割高台茶碗 銘 浅太郎[後期] NIGO®作

萩茶碗 銘 清風[後期] NIGO®作

伊賀水指[前期] 川喜田半泥子作

染付茶碗 銘 初夏[前期] 川喜田半泥子作

黄瀬戸茶入[後期] 川喜田半泥子作
実業家でありながら作陶に人生を重ねた川喜田半泥子と、現代のストリートカルチャーを牽引してきたNIGO®。時代も立場も異なる二人の茶碗が並ぶ空間では、土や釉薬に宿る感覚、手の痕跡、そして茶の湯を介した精神性がゆるやかに呼応していく。前期と後期で異なる作品構成により、繰り返し訪れることで新たな表情が立ち上がる点も見逃せない。
会期中には、NIGO®とのコラボレーションによる展覧会オリジナルグッズの販売や、NIGO®作の茶碗でお茶と鍵善の特製菓子を味わう特別メニューも予定されている。
茶碗という小さな宇宙に、二つの時代の感性が触れ合うひとときは、見る者それぞれの時間感覚を静かに揺らす。
【プロフィール】
NIGO®(にごー)
1970年生まれ。ファッションデザイナー。1990年代に立ち上げた自身のブランドが裏原宿から世界へ広がり、ストリートカルチャーの礎を築く。2010年にHUMAN MADEをスタート。現在はKENZOのアーティスティックディレクターも務め、2025年からはファミリーマートのクリエイティブディレクターにも就任。茶名は宗号。
Instagram:@nigo
川喜田半泥子(かわきたはんでいし)
1878年生まれ、1963年没。伊勢商人川喜田久太夫家十五代の長男として生まれ、実業家として活躍する傍ら、40代より作陶を始める。50代半ばから本格的に制作に取り組み、晩年は若手の育成や文化振興にも尽力した。
【開催情報】
展覧会名:特別展「NIGO®と半泥子」
会期:2026年1月17日(土)~4月12日(日)※展示替えあり
前期:1月17日(土)~3月1日(日)
後期:3月4日(水)~4月12日(日)
会場:ZENBI-鍵善良房- KAGIZEN ART MUSEUM(京都市東山区祇園町南側570-107)
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
入館料:一般1,000円、大学・高校・中学生700円、小学生以下無料
URL:https://zenbi.kagizen.com/
X(旧Twitter):@ZENBI_KAGIZEN
Instagram:@zenbinokancho