スタジオに残る断片から視覚の再構築へ 、「みること part.2 / Framing part.2」が12/19(金)より光灯で開催
本展は、アーティスト/SIDE COREディレクターとして活動する松下にとって約1年ぶりの個展となる。前作「見ること / Reframing」(2024年、OIL by 美術手帖)では、過去作を解体したパネルや制作スタジオに残された廃材を素材とし、“見る”という行為を再編集するようなコラージュ作品を発表した。今回の「みること part.2 / Framing part.2」では、そうしたアプローチをさらに推し進め、手元に蓄積された断片を起点に、即興的に形を探りながら作品が生み出されている。

松下徹《終わりから始まりまで(もしくは右と左)》2025 油性ペンキ、木材、パネル、ミクストメディア 899×1090×60mm

Long Circuit(2023) キャンバスにアクリル 815×815×40mm
松下にとって「見ること」は、過去の記憶や経験を引き出す行為であり、時に現実の流れに逆行する営みでもある。Billy Joelの楽曲「We didn’t start the fire」が喚起するように、次々と押し寄せる出来事のなかから、自分が向き合うべき風景を選び取るための時間。その時間の中で、異なる文脈や時間をまとった素材たちが出会い、新たな視覚の枠組み=“Framing”が立ち上がっていく。
「Framing」とは、見る対象を囲うフレームでありながら、その輪郭をずらし、揺らし、別の可能性を開いていく試みでもある。スタジオの床に無造作に転がる廃材のひとつひとつが、やがて思考の断片となり、物語の入り口となる。その制作プロセス自体が、世界との新たな接続を模索する実験なのだ。
【プロフィール】
松下徹(Tohru Matsushita)
アーティスト/SIDE COREディレクター。化学実験や工業生産技術を用いた絵画制作を展開。高電圧の電流を用いたドローイングや、塗料の化学変化を活かした手法で、システムが生み出す図柄を観察・編集する。SIDE COREではストリートカルチャーに関する企画を数多く手がけ、近年では東京都現代美術館やPARCELなどでの展示も行っている
Instagram:@tohry417
【開催情報】
展覧会名:松下徹「みること part.2 / Framing part.2」
会期:2025年12月19日(金)~2026年1月4日(日)
会場:光灯
住所:東京都千代田区神田西福田町4-5 神田ビル3F
開廊時間:木・金 13:00~19:00、土・日 12:00~18:00
休廊日:1月1日(木)、1月2日(金)
イベント:
・オープニングレセプション 12月19日(金)19:00~21:00
・クロージングパーティ&新年会 1月4日(日)14:00~18:00
URL:www.kohtoh-gallery.com
Instagram:@kohtoh_gallery