Tom Wood Aoyama Store
日本初出店となる本店舗は、ブランドの革新性と持続的な実践の証であり、真のグローバルリーダーを目指すブランドとしての地位を確固たるものとする。
新店舗はスウェーデンのデザインエージェンシー、Specific Genericとのコラボレーションによりデザインされた。2フロア、 320平米の店内は、トムウッドが誇る北欧の伝統を讃えるとともに、日本文化への造詣も深めている。CEOのMorten Isachsenは、「この店舗は、我々のブランドや製品、そして取り巻く人々の交流点となる」と語っている。

Design and key features – ground floor
1階はトムウッドのコンテンポラリーな美学とサステナビリティに対する責任、そして高さや直線性、質感がデザインの中心となっている。床から天井までのスライド式ガラスディスプレイが空間を仕切り、長さ9メートルの木製のレジカウンターが設置される。その後ろには背の高いアーカイブウォールが立ち、日本の国旗に敬意を表してデザインされた青山店限定”Mined Ring Red Garnet”（Large: ¥72,600, Small: ¥49,500 – 税込）を含む、旗艦店でしか手に入らない特別にセレクションされたジュエリーが並ぶ。素材にこだわり、アルミニウムやスチールなどリサイクル可能で長持ちする素材が優先的に使用されているほか、寿命を終えたテキスタイルをアップサイクルして制作された、クヴァドラ社のREALLYと呼ばれる革新的な製品も展示されている。

The Apartment – second floor
2階には「アパートメント」と名付けられたプライベートギャラリーが設けられ、トムウッドのクリエイティブ・ディレクター兼ファウンダーのMona Jensenがキュレーションしたアートや家具が展示される。「この空間の目的は、ノルウェー人である私たちの生活スタイルの一部を日本に持ち込むこと、そして、その空間を私自身がキュレーションすることで、素晴らしいクラフトマンシップとデザインに対する情熱を分かち合うことです」とJensenは言う。このスペースは招待者のみが足を踏み入れることの出来る空間となり、イベントやトークショー、ディナー、そしてツアーなどのために開放される予定。

このアパートメントは、北と東の架け橋となり両地域のデザインを融合させるとともに、トムウッドの日本進出の背景にある人々やストーリー、インスピレーションを視覚的に表現している。部屋の中心にはノルウェーの家具デザイナー、Andreas Engesvikがデザインした2脚の黒いパッド入りのレザーソファが置かれ、ゲストを迎え入れる。同じ物がノルウェーのフィヨルドにあるJensenとIsachsenのキャビンでも愛用されており、訪れるゲストに北欧のライフスタイルを感じてもらいたいという二人の演出である。インビック社製のモスグリーンのウールを張ったロングベンチは、スカンジナビアを拠点とするクヴァドラ社との共同プロジェクトの一環として、著名なRaf Simonsがデザインしたファブリックを使用したもので、ノルウェーの豊かなテキスタイルの伝統を表している。また、Jensenのオフィスや自宅にあったプライベートな本やルックブック、彫刻などもこのスペースに寄贈され、ノルウェーの文化やブランドの原点を垣間見ることができる。

日本への敬意として、石巻工房で製作されたダイニングテーブルとベンチが置かれ、1789年創業の小嶋商店が京都で繊細に作り上げた京地張の提灯が空間を照らす。陶磁器は「陶磁器の街」として有名な、東京の北に位置する益子の職人から仕入れている。カラフルでユニークなシルエットの陶器は、空間に多様な質感をもたらすとともに、クラフツマンシップに対する感謝の念を示している。
“我々はお客さまと距離を置くのではなく、私たちなりの方法で心を開いて繋がり、文化やエネルギーを分かち合いたいと考えています。伝統的な小売業だけで満足してもらえる時代は、もう随分と前に終わっています。人々はさらなるものを期待しており、それを提供していくことが重要なのです。” – CEO Morten Isachsen

Tom Wood Oslo Flagship Store. Photo by Einar Aslaksen

About TOMWOOD
2013年にモナ・ヤンセンによって設立されたトムウッドは、歴史的なシグネットリングを現代的に解釈した小さなジュエリーコレクションを発表し、瞬く間に成功を収めた。間もなく夫のモーテン・イサクセンが加わり、10年後の現在、オスロ、バルセロナ、パリ、そして東京を拠点に45人のフルタイム従業員が働いている。トムウッドは環境に与える影響をできる限り減らすというコミットメントのもと、クリエイティブ・ディレクターのモナ・ヤンセンは、スカンジナビアの美学であるシンプルさ、革新性、機能主義を念頭に置いてデザインしている。彼女は自然、彫刻、建築、そして歴史からインスピレーションを得ている。

Responsibility
トムウッドはカーボンコンシャスなアプローチでデザインに取り組んでいる。宝飾業界の持続可能性基準の権威であるRJC（責任あるジュエリー協議会）の公式認定を受けており、サプライチェーン全体を通じて最高水準が保たれていることを保証している。トムウッドはまた、「ウォッチ&ジュエリーイニシアティブ2030」のメンバーでもある。そのため、トムウッドは長寿命という哲学を追求すると共に、時を重ね、身に着けるほどに美しくなるアイテムを制作している。
場所：トムウッド青山店
住所：〒107-0062 東京都港区南青山3-14-20
営業時間：12:00 – 20:00 不定休