本展では、2024年2月にパリのヨーロッパ写真美術館で発表された同名個展の出品作を中心に、ボブ・マーリー、リー・ペリー、セックス・ピストルズ、パティ・スミス、ザ・ストーン・ローゼズ、リアム・ギャラガーら、時代を象徴する音楽家たちのポートレートを展示。ステージ上の一瞬から、彼らのプライベートな眼差しまで、モリスのレンズは音楽の現場に流れる“生”のリズムを捉える。

レゲエの温かな律動、パンクの鋭い衝動。そこに映るのは、単なる記録を超えた「音楽が生まれる瞬間」のエネルギーだ。被写体との信頼関係に裏打ちされた写真の数々は、20世紀の音楽シーンを生きた人々の息づかいと、時代を貫くスピリットを浮かび上がらせる。

モリスは昨年『KYOTOGRAPHIE 2023』のメインプログラムとして「Colored Black」展を発表。多文化社会のリアリティを鮮やかに捉えたその作品群が記憶に新しい。本展では、音楽を軸に再び“生きる力”の瞬間を提示する。

さらに、各会場では最新作品集『DENNIS MORRIS: Music + Life』の発売を記念し、デニス・モリス本人によるサイン会を開催。渋谷店では10月30日（木）にウェルカムパーティも実施され、誰でも入場可能となっている。

時代とともに変わるカルチャーの熱を、フィルムの粒子に刻み続けてきたモリス。その視線に宿る“音の記憶”を、ぜひ現場で体験してほしい。

【プロフィール】

Photo:©︎Shu Nakagawa

デニス・モリス（Dennis Morris）
英国出身のフォトグラファー。ボブ・マーリーやセックス・ピストルズ、マリアンヌ・フェイスフルらを撮影し、音楽と深く結びついた作品で知られる。『Bob Marley』『A Rebel Life; The Bollocks』『Growing Up Black』などの写真集を刊行。作品はテート・ブリテン、メトロポリタン美術館、アルル国際写真フェスティバルなどで展示されている。
Instagram：@dennismcevoymorris

【開催情報】
「Music + Life」

〈京都会場〉
会場：アニエスベー京都BAL店（京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町2丁目251 京都 BAL3階）
会期：10月17日（金）〜 会期末未定
時間：11:00–20:00
サイン会：11月1日（土）16:00–18:00（作品集がなくなり次第終了）

〈渋谷会場〉
会場：アニエスベー渋谷店3Fカフェスペース（東京都渋谷区神宮前6丁目19−14）
会期：10月21日（火）〜 会期末未定
時間：11:00–20:00
ウェルカムパーティ＆サイン会：10月30日（木）19:00–21:00（入場無料）
※サインは作品集『DENNIS MORRIS: Music + Life』購入者先着30名限定

URL：https://www.agnesb.co.jp/chez-nous-agnesb/agnesb-s-world/agnes-b-galerie-boutique-tokyo/
Instagram：@agnesb_galerie_boutique