小泉悟による個展「ちょっとだけ違う世界」、人と未知の存在が交錯する風景、9/20(土)から京都 蔦屋書店で開催
1983年宮城県生まれの小泉悟は、沖縄を拠点に活動する現代美術家。自然の特性をまといながら生きる生物や無生物と、人間の姿を融合させることで、新しい命の在り方を描き出してきた。ディズニー公式コラボレーションによるアジア巡回個展(2022–2023)や、台湾での個展「100年後の自画像」(AKIギャラリー、2023)を経て、国際的にも注目を集めている。
本展では、不安や孤独を抱えた人間が野生や未知の存在を身にまとうことで力を得る姿が描かれる。感情を排した子どもたちの均質な顔立ちと、彼らを包み込む多様な生命体や物質。その対比は、家庭や職場、ソーシャルメディアで役割を変えながら生きる現代人の姿とも重なり合う。
会場となる京都は、古来より宗教や美術様式、大衆文化を通じて人ともののつながりを育んできた土地。本展は、その歴史と未知の存在を取り込み進化する小泉の表現とが出会う場となる。
枝分かれする世界、見えない何かをまといながら生きる私たちの日常。小泉の作品を前にすると、その問いかけがふいに自分自身の姿と重なり合う感覚に包まれるはずだ 。

《だれかの自画像》 2024, 116.7 x 91 cm, Acrylic on canvas

《だれかの自画像》 2024, 116.7 x 91 cm, Acrylic on canvas

《だれかの自画像》2024, 30 x 18 x 18.5 cm, Camphor wood, acrylic, resin
小泉悟(こいずみ・さとる)
1983年宮城県生まれ。2009年沖縄県立芸術大学大学院彫刻専修修了。沖縄を拠点に活動。自然と人間、現実と想像のあいだをつなぐ作品を制作。ディズニー公式コラボレーションのアジア巡回個展(2022–2023)、個展「100年後の自画像」(AKIギャラリー、2023)などを開催。
「ちょっとだけ違う世界」
会期:2025年9月20日(土)〜10月14日(火)
会場:京都 蔦屋書店(京都髙島屋S.C. 6F ギャラリー)
住所:〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東入二丁目御旅町35
営業時間:11:00〜20:00(最終日は18:00閉場)
観覧料:無料
主催:京都 蔦屋書店
協力:メグミオギタギャラリー
公式ページ