アーティスト100年の個展「偽個展主義」が8/29(金)よりMEDEL GALLERY SHUにて開催
2年間の創作の空白を経て、100年が選んだのは“古典”への回帰だった。とはいえ、それは単なる懐古ではない。変わらず惹かれ続けてきたものへの再接続を通して、自身に課していた無意識の制約を打ち破ろうとする、きわめて個人的で過激な復興の試みだ。
デジタルイラストで注目を集めてきた100年が、今回は油絵というクラシカルな手法に挑む。そこに立ち上がるのは、可愛さの裏に潜む“毒”や“麻薬”のような世界。社会からは見えにくい、しかし中毒的な魅力を放つイメージが、観る者の記憶に鋭く刻まれる。
「偽個展主義」というタイトルに込められたのは、真なる古典主義と呼ぶにはまだ未完成で、しかし何かを切り拓こうとする意志がはっきりと宿った意図的な“偽”。その不安定さこそが、今の100年を象徴している。
揺れる視点と問いかけの連続の中で、再び立ち上がった100年の“今”に出会う。未完成だからこそ、その熱は静かに強く胸に残る。
会場では、グッズも販売される。

100年|Hyakunen
2001年生まれ。デジタルイラストと油彩の両方で活動。
2021年に日本個展「電子画面の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を起こすのか?」を開催。2024年には台湾にて個展「MATERIAL GIRL」を開催。イラスト講師や装画、Nintendo Switchソフト「岩倉アリア」のアートワークも手がける。
Instagram:@letsfinalanswer
偽個展主義
会期:2025年8月29日(金)〜9月10日(水)
会場:MEDEL GALLERY SHU
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目28−18 カトル・バン原宿 B1
開館時間:12:00〜19:00
休館日:会期中無休
観覧料:無料
公式サイト
Instagram:@medelgalleryshu



