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国立新美術館とM+の共同企画展「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989–2010」が、9/3(水)より開催

Jul 8, 2025
国立新美術館は2025年9月3日(水)から12月8日(月)まで、展覧会「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989–2010」を開催する。

国立新美術館とM+の共同企画展「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989–2010」が、9/3(水)より開催

Jul 8, 2025 - NEWS
国立新美術館は2025年9月3日(水)から12月8日(月)まで、展覧会「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989–2010」を開催する。

本展は、昭和から平成へと移り変わる1989年を起点に、2010年までの日本で生まれた革新的な美術表現に光をあてるもので、香港のM+と初めての共同キュレーションにより実現した。

1989年から2010年の20年間は、冷戦終結やグローバル化の加速によって、美術の表現も国際的な視座で再定義される時代だった。本展では、50組を超える国内外のアーティストによる作品を「プロローグ」「イントロダクション」そして3つのキュラトリアル・レンズ——「過去という亡霊」「自己と他者と」「コミュニティの持つ未来」——により構成し、複数の視点から美術の多層性を浮き彫りにする。

展示作家には、奈良美智、森万里子、会田誠、やなぎみわ、ヤノベケンジなど、日本を代表する現代アーティストが多数名を連ねる。政治や社会、アイデンティティ、ジェンダー、戦後といったテーマを内包する作品群は、当時の時代背景と強く共鳴し、現代においても再解釈の価値を持つ。

奈良美智《 Agent Orange》 2006年 アクリル/カンヴァス 162.5 × 162.5 cm 個人蔵 © NARA Yoshitomo, 2025

森万里子《 巫女の祈り》 1996 年 ビデオ 4分42 秒 作家蔵 © Mariko Mori, Courtesy of the Artist

ヤノベケンジ《 アトムスーツ・プロジェクト:保育園1・チェルノブイリ》 1997年 ライトボックス、カラー・トランスペアレンシー 120 x 120 x 21 cm 広島市現代美術館蔵 © Kenji Yanobe. Courtesy of Hiroshima City Museum of Contemporary Art.

また、「アーティスト・イン・レジデンス」「サブカルチャーと美術」「芸術祭」など、本展の背景を深く理解するための11のキーワードを設定し、日本の美術を取り巻く文脈や環境の変遷も紹介される。

関連イベントとして、9月13日(土)には出品作家によるアーティスト・トーク出演(予定):森村泰昌、風間サチコ、西京人(小沢剛、ギムホンソック) ほか。11月7日(金)にはシンポジウムも予定されており、観覧者に多角的な鑑賞体験を提供する。

時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010
会期:2025年9月3日(水)~12月8日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2
休館日:毎週火曜日(※9月23日[火・祝]は開館、9月24日[水]は休館)
開館時間:10:00~18:00(毎週金・土は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで
観覧料(税込):一般 2,000円、大学生 1,000円、高校生 500円、中学生以下 無料
※障害者手帳提示で本人および付添者1名まで無料
公式サイト:https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/JCAW/
お客様お問い合わせ
050-5541-8600(ハローダイヤル)

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