sssteinデザイナーの浅川喜一朗氏は、海外での認知や需要が増えてきた現状を踏まえ、今後もさらにプロジェクトを広げていこうとしたときに、より今感じているムード、感覚にフィットするベストなヴィジュアル・アイデンティティであるべきだと考え、リニューアルを進めたと語っている。

ブランドスタート時から変わらないブランドコンセプトやクリエイションに対する想いと、今後も製作や経験を積み重ね、世界観をより深めてさらに多くの方にお届けしたいという気持ちがヴィジュアル・アイデンティティ制作の際のコンセプトになっている。

ブランドとして大切にしている「静謐で凛とした静けさの中にある強さ・美しさ　ミニマルでありエレガント」な表現のロゴにしたいと考えていたため、文字への造詣が深く、静謐で美しい表現/世界観をつくられるsmbetsmb氏が製作を担当した。

smbetsmbの新保慶太氏と新保美沙子氏は、古代ローマ人にとって静寂のしるしであった「S」というアルファベットの起源から着想を得た。
“STILLNESS, STILLNESS”
静寂を重ねることで生まれるsteinのダイナミズムを “ssstein” というヴィジュアル・アイデンティティに込めたと語っている。

smbetsmb 新保慶太＋新保美沙子
smbetsmb（エスエムビー・ア ンド・エスエムビー）主宰。ブックデザインや展覧会などのアートディレクションほか、ブランドやスペースの立ち上げなど総合的なデザイン活動を行う。主な仕事に、坂本龍一アナログ盤ボックスセット『Ryuichi Sakamoto 2019』ほか。
HP：https://www.smbetsmb.com/