新宿三丁目と原宿に構える「SUCRE（シュクル）」は在籍ネイリスト約15名の個性が光るデザインで、多くのファンを魅了する人気ネイルサロン。今年で13年目を迎える「SUCRE」の新宿三丁目本店に潜入し、トレンドの“ゴシック”をテーマにしたネイルチップをQUIのために制作してもらった。

今から約12年前に埼玉県川越市のマンションの一室から始まった「SUCRE」。当初はオーナーのHIROさん、アートディレクターのYOUさん、女性スタッフの3名で運営をスタート。奇想天外なデザインが生み出される「SUCRE」新宿三丁目本店は新宿三丁目駅から徒歩約1分の好立地な伍名館の2階に佇む。階段を上がった先で、私たちを出迎えてくれたのは、独特な奇妙さと毒っ気を放つレトロなサイネージとお人形だった。サロン内はフロアが大きく二つに分かれ、席数は全8席を保有する。空間作りにはこだわりを持っているそうで、一室はコンクリートの壁に映画やアーティストの巨大ポスターが貼り付けられた、80年代アメリカのポップカルチャーを彷彿とさせる空間が広がる。もう一室は、パープルの壁紙に天井から垂れ下がるネオンが光り、鏡ばりの柱に描かれたグラフィティがストリート要素を強めた。

アートにも近しい独創的なネイルデザインが生まれるこの空間で、アートディレクターのYOUさんが大切にしていることが「一つのことに固執せず、新しいものにどんどん挑戦していくこと」なのだという。「いろいろなテイストの若い世代のスタッフが在籍しているので僕としても刺激をもらうことが多く、サロンの内装やSNSに発信する内容もトレンドに合わせて全く異なります。ネイルデザインに関しては1ヶ月単位で変えていて、その中では半年から1年くらい続くデザインもありますね。感覚的に今の傾向を掴んで“面白そう！”と思うことは取り入れます。もちろん失敗することもありますが、それを踏まえて次はこういうのが流行りそうだよね、とトレンドに合わせて柔軟に対応できることは強みの1つだと感じています。」

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腐敗した果物がゴシックの退廃的なムードを漂わせる

「普段はポップなデザインが多いんですけど、今回はゴシックがテーマだったのでパーツにサビっぽい塗装を施したり、苔を生やしたりして腐敗したムードを演出しました。いつもキャラクターパーツを取り入れていて、今回は不気味な要素としてあえて可愛らしいウサギの人形もプラスしています。」

刺々しいダークさと明るく活気に満ちた雰囲気を融合させたパーキー・ゴスネイル

「ゴシックといえど、ダークで退廃的なムードだけじゃないですよね。1つ目のテイストとは打って変わってネオンピンクやライムグリーン、パープルなど陽気で活気のある鮮やかなカラーにサイケデリックな棘やシルバーチェーンのパーツを組み合わせました。」

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ファンタジックな物語を描くゴスロリネイル

「テーマを聞いて、真っ先に浮かんだのが“ゴスロリ”だったので、ブラックを基調にレースや薔薇のモチーフなどを盛り込んでみました。さらに物語に出てくるようなファンタジー要素を取り入れたいと思ったのでトランプやフォーク、樹脂でコーティングした音符などでムードを出したところがポイントです。」

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薔薇やフリルが魅せる耽美なキャバレーゴス×幻想的なフェアリーゴス

「ゴシックについて調べていくうちにたくさんの種類があることを知り、私が今回リファレンスにあげたのがキャバレーゴスやフェアリーゴスでした。薔薇やレース、フリルのモチーフで耽美なセクシーさを表現し、フェアリーなカラーリングで神秘的かつロマンティックな世界観を創りました。」

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SUCRE

2011年、新宿三丁目にオープンしたネイルサロン「SUCRE（シュクル）」。エネルギッシュで独創的なネイルデザインが多くのファンを魅了する。現在は、新宿本店と原宿店の2店舗を運営する。

〒131-0031
東京都新宿区新宿3丁目3-9新宿伍名館204

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プレゼントキャンペーン：10月6日（日）締切

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