ATELIER MUJI GINZA、『リサーチ!プロセスを魅せるデザイン』展を開催。
本展では、 リサーチをかたちにする先駆的な作家として知られる、 クリスティン・メンデルツマをはじめ、 今、 国際的な注目を集める若手、 シモン・バジェン・ボテロ、 簑島さとみ+ポリン・アグストーニ、 DAE出身の3組の作品を通して、 新たなデザインの地平線を視覚化。
彼らに共通するのは、 現代にさらにものを生み出すことへの根本的な問い、 徹底したリサーチ、 そしてプロセスそのものまでも作品とする手法。
3組それぞれのリサーチとプロセスで魅せる作品は、 私たちの好奇心を「もの」の背景にある物事へと向かわせ、 これまでシンプルな「使い手」として見てきた日常的なものの風景や感性、 美の意識までを一変させる力 を持っているのではないだろうか。
▼出品作家
クリスティン・メンデルツマ(1980、 オランダ)
ローカルな資源と生産へのこだわり、 また工業化によって遠ざかったプロセスを徹底したリサーチと記録で明らかにする作品を発表し、 デザイン界に衝撃を与えたメンデルツマ。 本展では、 彼女の名を知らしめた2冊の本と椅子のプロジェクトを紹介する。 ロッテルダム(オランダ)を拠点に活動。
簑島さとみ(1989、 日本)+ ポリン・アグストーニ(1996、 スイス)
2人はDAE在学中に出会い、 その後共同で、 奄美大島の伝統工芸である泥染めの現地リサーチと体験を経てかたちにしたインスタレーションが ‘Craft Portrait: Dorozome’である。 簑島はアイントホーフェン(オランダ)、 アグストーニはベルリン(ドイツ)を拠点に活動。 現在 ‘Craft Portrait’ 2作目を製作中。
シモン・バジェン・ボテロ(1992、 コロンビア)
デザインを議論やエンパワーメントのツールとして用い、 プロジェクトごとに異なる職人、 技術者、 コミュニティと協働するバジェンが、 コロンビアの金鉱の廃材を再利用しガラスのオブジェを生み出した持続可能なプロジェクトが’Suelo Orfebre’ 。 アムステルダム(オランダ)とメデリン(コロンビア)を拠点に活動。
▼空間構成
吉行良平
DAEを卒業後オランダでのデザイン事務所を経て、 大阪に「吉行良平と仕事」を設立。 日用品の設計を中心に、 手を動かし実験、 検証を重ね、 あるべき色、 形を探る。 ※DAE卒業の出展者と共にトークイベントにも参加予定。
「デザイン・アカデミー・アイントホーフェン(DAE)」
オランダ、 アイントホーフェンで70年以上にわたりデザイン教育の先端を担う教育機関。 素材、 社会、 環境、 そして批評のイノベーションの道具としてのデザインを探求。 意欲的なデザイナーを多数輩出し世界的に注目されている。
【関連イベント】
会期中は出展作家らのトークセッションをはじめ、 彼らの出身校であるDAE(オランダ)の驚きの講義について解き明かす関係者のトークセッション(オンラインを予定。 逐次通訳あり)、 ワークショップも開催予定。 詳細については随時、 ATELIER MUJI GINZA公式サイトやSNSでお知らせ。
「リサーチ! プロセスを魅せるデザイン」展
会期|2022年7月1日(金) ― 8月28日(日) ※休館は店舗に準じます。
時間|11:00―21:00
会場|無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2 入場無料
主催|株式会社良品計画
協力|オランダ王国大使館、 デザイン・アカデミー・アイントホーフェン、 KANAIKOGEI
後援|コロンビア共和国大使館
イラストレーション|簑島さとみ
グラフィックデザイン|株式会社SARAVAH design
空間構成|吉行良平
施工|HIGURE 17-15 cas
キュレーション|田代かおる
※会期や時間などの予定変更、 またはイベント等によって展示品の一部がご覧頂けない日時が発生する場合がございます。
ATELIER MUJI GINZA
〒104-0061 東京都中央区銀座 3-3-5 無印良品 銀座6F
アクセス|東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座」駅 B4 出口 徒歩3 分
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