YUEQI QIがMaison Margiela「Anonymity」プロジェクトに参加、「Fleurs Sans Visage」を制作

本プロジェクトは、<Maison Margiela>が2026年に上海で発表したショーのテーマを起点に、4名の中国人アーティスト/デザイナーがそれぞれ「Anonymity」というテーマと向き合い、マスクを通してアイデンティティや匿名性について異なる解釈を提示するもの。

YUEQI QIが制作した「Fleurs Sans Visage」は、極細のメタルワイヤーを一つひとつ手作業でクロシェ編みし、約70〜80個の花を組み合わせて構成。硬質な金属素材にクロシェの技法を用い、繊細なレースのような表情へと変化させている。無数の花が重なりながら顔全体を徐々に覆い隠すことで、匿名性というテーマを視覚的に表現した。

作品に使用されたメタルワイヤーには、YUEQI QI自身と<Maison Margiela>をつなぐ個人的な記憶も込められている。10年前、Central Saint Martinsで学んでいたYUEQI QIは、<Maison Margiela>のパリ本社での面接に参加するため、同じ種類のメタルワイヤーを使ったポートフォリオを持参。卒業制作で使用した後に残ったワイヤーを、その後10年間保管していたという。
その素材は10年の時を経て「Fleurs Sans Visage」として再び<Maison Margiela>へと戻り、YUEQI QIの過去と現在のクリエイティブをつなぐ作品となった。
本プロジェクトはWallpaper* Chinaによって撮影・紹介され、「Fleurs Sans Visage」の制作背景と作品のディテールが掲載された。
クレジット
Artist:Yueqi Qi
Artwork:Fleurs Sans Visage
Project:Maison Margiela — Anonymity
Photography:Kun Liu
Styling:Doco Jiang
Editor:roman
Art Direction:Iwai Zhang
ブランド情報
ウェブサイト:https://yueqiqi.com/
Instagram:@_yueqiqi