「自然のデザイン|ヒョーゴコーイチ・足立真輝・官野良太」、Seibundo Galleryでグループ展が開催
本展には、炭、紙や木、透明樹脂など、異なる素材を用いて制作する3名の作家が参加する。素材や自然現象の中にある形、秩序、変化を、それぞれの視点から捉え直す展覧会だ。
ヒョーゴコーイチは、木を炭化させることで生まれる黒や艶、割れ、時間の痕跡を作品として立ち上げる。足立真輝は、白や生成り、紙、木、建築的な構造や余白を通して、身体と空間の関係に目を向ける。官野良太は、透明樹脂を用い、光の反射や透過、揺らぎといった現象を取り入れた彫刻を制作している。

《日日是光日 #11》/2026年/ヒョーゴコーイチ

《テル・クモル #03》/2026年/ヒョーゴコーイチ

《L13》/2024年/足立真輝

《tour》/2026年/官野良太
「自然のデザイン|ヒョーゴコーイチ・足立真輝・官野良太」で扱われる自然は、風景や装飾的なモチーフとしての自然ではない。木が火を経て炭になること、紙や木が構造や余白を生み出すこと、光が反射や透過によって変化すること。3名は、素材や現象そのものに向き合いながら、“自然的なもの”を異なる手法で作品へと置き換えていく。
会場となるSeibundo Galleryは、木のボード壁に囲まれた半地下の展示空間だ。本展では、その空間の特徴を生かし、炭の質感、白や生成りの色彩、光の変化が一つの空間で交差する展示を構成する。
演出や物語を前面に押し出すのではなく、素材、色彩、光、空間に意識を向ける点も本展の特徴となる。
プロフィール
ヒョーゴコーイチ(Kooichi Hyooogo)
2017年から竹炭を用いた作品制作を開始。さまざまな樹木の炭化を試す中で檜木の炭材と出会い、2019年より炭化彫刻家として活動を始めた。2023年からは、炭窯のある栃木県の山間を拠点に制作している。
Instagram:@k_hyooogo
足立真輝(Masaki Adachi)
「傍らにあるもの」が制度的な支えとなり、表象の動機へと転化していく構造に関心を持つ。手法や認識の枠組みを問い直しながら、物質と概念を往還し、「抽象」と「表現」が接近していく実践を展開している。
Instagram:@masaki_adach
官野良太(Ryota Kanno)
1988年神奈川県横浜市生まれ。多摩美術大学彫刻学科卒業、東京藝術大学大学院美術教育修了。主に透明樹脂を用い、人の内面や記憶をテーマに制作する。現在は、反射や透過によって生まれる光の彫刻を手がけ、自然現象と彫刻の融合やコントラストを追求している。
Instagram:@kanno_ryota
開催情報
自然のデザイン|ヒョーゴコーイチ・足立真輝・官野良太
会期:2026年7月23日(木)〜8月16日(日)
会場:Seibundo Gallery
住所:東京都中央区京橋2-8-2
入場料:無料
ウェブサイト:https://seibundo.info/gallery/
Instagram:@seibundo_gallery