Ryusei Iwai「痕跡」、記録と忘却のあいだをたどる写真展が229galleryで開催
Jun 9, 2026 - NEWS
本展は、写真というメディアが持つ「記録性」と、人間の脳が行う「忘却・記憶の改竄」との乖離をテーマに構成された展覧会だ。薬品による変色、着色、消失といった不確実なプロセスを通して、過去が書き換えられ、記憶が忘却されていくあり方を扱う。


作品に登場するのは、身近な人物や、既視感のある風景。これらは日常の記録ではなく、「いずれ目の前からいなくなり、肌の質感や声、その瞬間の街の光や温度も思い出せなくなる未来の自分」からの視点で捉えられている。かつての「今」と、未来から見た「過去の今」を見つめ直す作品群となっている。
展覧会ステートメントには、朝霧、庭木、黄昏の川端、茂み、鏡面といった言葉が連なり、輪郭の曖昧な風景と記憶の感覚が描かれている。視線の先にあるものを手繰り寄せようとしても届かない、その距離感が本展の空気を形づくっている。
プロフィール
Iwai Ryusei
2000年生まれ。東京を拠点に活動する写真家。ファッションブランドのビジュアル撮影やエディトリアルに取り組む傍ら、個人制作および展示活動を行っている。
Instagram:@iwai_ryusei
開催情報
Ryusei Iwai「痕跡」
会期:2026年6月10日(水)~6月28日(日)
会場:229gallery
住所:〒110-0016 東京都台東区台東4丁目24-2
開館時間:平日 12:00〜19:00、土日 12:00〜20:00
休廊日:6月23日(火)
入場料:無料(ワンドリンクオーダー制)
Instagram:@229.4242
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