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歩くことで立ち上がる風景、GOTO AKI 個展「旅垢離(タビ・ゴリ)―非線形の風景―」がふげん社で開催中

Oct 16, 2025
東京・目黒のふげん社で、写真家 GOTO AKI による個展「旅垢離(タビ・ゴリ)―非線形の風景―」が10月3日(金)から10月26日(日)まで開催中だ。

歩くことで立ち上がる風景、GOTO AKI 個展「旅垢離(タビ・ゴリ)―非線形の風景―」がふげん社で開催中

Oct 16, 2025 - NEWS
東京・目黒のふげん社で、写真家 GOTO AKI による個展「旅垢離(タビ・ゴリ)―非線形の風景―」が10月3日(金)から10月26日(日)まで開催中だ。

本展は、熊野古道・紀伊路を歩く長期プロジェクトから生まれた作品群で構成される。大阪・天満橋から和歌山・田辺まで約300kmを歩きながら、15秒ごとに自動シャッターを切るインターバル撮影を軸に、2023年11月から2025年1月にかけて4度の旅で約24,000枚を撮影。歩行を通して得た光と時間の蓄積を、非線形に広がる風景として提示する。

PHOTO:© GOTO AKI

道端の草花、光を弾く水面、苔むす石段——それらの断片は、身体の記憶とともに積層し、時間の直線性を越えた感覚の地図となる。タイトルにある「旅垢離(タビ・ゴリ)」とは、かつて熊野詣に先立って行われた禊(みそぎ)のこと。GOTOはその身振りを現代に置き換え、自然との関係を再構築する行為として写真に結晶させている。

光の粒が風景の奥に呼吸し、見る者の身体のなかにも小さな旅がはじまる。

【プロフィール】
GOTO AKI(ごとう・あき)/1972年川崎市生まれ。
上智大学経済学部、東京綜合写真専門学校卒業。世界一周を機に56カ国を旅する。丸紅株式会社にてエネルギー事業に携わったのち独立。自然と人の関係性をテーマに、光・色彩・リズムの構造を探る作品を制作。『terra』(赤々舎、2019)で日本写真協会賞新人賞を受賞。日本大学芸術学部写真学科准教授。
Instagram:@goto_aki_photographer

【開催情報】
展覧会名:GOTO AKI 個展「旅垢離(タビ・ゴリ)―非線形の風景―」
会期:2025年10月3日(金)〜10月26日(日)
会場:ふげん社(東京都目黒区下目黒5-3-12
開館時間:火〜金 12:00〜19:00/土・日 12:00〜18:00
休廊日:月曜日
入場料:無料
関連イベント:ガイドツアー 10月25日(土)14:00〜14:30
URL:https://fugensha.jp/
Instagram:@fugensha

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