「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」、制作の熱と線が交差する展覧会が心斎橋PARCOで開催
藤本タツキ原作による『ルックバック』をもとにした劇場アニメ作品。本展は、その監督を務めた押山清高自身が主催し、作品完成に至るまでのプロセスと“線”に宿る感情へと迫る内容となっている。
会場では、押山清高をはじめとするアニメーターたちが積み重ねた原画の数々が立ち上がる。中でも、原画を吊り下げて空間全体を覆う“作画トンネル”は、制作の密度と時間を身体的に感じさせるインスタレーションとして展開される。さらに、メモや設定画といった制作過程の断片も並び、一本の作品がかたちになるまでの思考の軌跡に触れられる。
物語の核となる空間も再現される。藤野の部屋、そして京本の部屋へと続くスケッチブックが積み上がる廊下——2人の創作の時間が重なった場所がフォトスポットとして出現し、鑑賞者はその内部に足を踏み入れることができる。作品の中に入り込むような体験が、静かに記憶を揺らす。
さらに、原作者・藤本タツキの特別協力により、『ルックバック』制作時のネームの一部が公開される。劇場アニメの映像表現と原作の構想段階とが交差し、物語が生まれる瞬間の気配が浮かび上がる構成だ。
9F EVENT SPACEではオリジナルグッズも展開。ネガフィルムキーホルダーやスケッチブックなど、作品の余韻を持ち帰るアイテムが揃うのも見逃せない。
一本の線に込められた感情と、ふたりの時間の重なり。その余白に、観る者自身の記憶もそっと重なっていくはずだ。
開催情報
展覧会名:劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情
会期:2026年4月24日(金)~5月17日(日)
会場:心斎橋PARCO 14F・PARCO GALLERY
住所:〒542-0085 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8−3
開館時間:10:00~20:00(最終入場19:30)
物販会場:心斎橋PARCO 9F EVENT SPACE(入場無料)
観覧料:一般 2,000円(税込)、子供(4歳~中学生)1,200円(税込)
主催:PARCO、「劇場版アニメ ルックバック展」実行委員会
協力:集英社、ミックスグリーン
ウェブサイト:https://art.parco.jp/eventhall/detail/?id=1894
Instagram:@parco_art
劇場アニメ『ルックバック』
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
原作:藤本タツキ(集英社ジャンプコミックス刊)
出演:藤野 (河合優実)、京本(吉田美月喜)
ウェブサイト:lookback-anime.com
〈STORY〉
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる…。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。









