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大竹舞人 個展「血と汗」SHUTLで10/24(金)より開催、布の彫刻が立ち上げる身体と労働の記憶

Oct 21, 2025
東京・SHUTLにて、2025年10月24日(金)から11月9日(日)まで、美術作家・大竹舞人による個展「血と汗」が開催される。

大竹舞人 個展「血と汗」SHUTLで10/24(金)より開催、布の彫刻が立ち上げる身体と労働の記憶

Oct 21, 2025 - NEWS
東京・SHUTLにて、2025年10月24日(金)から11月9日(日)まで、美術作家・大竹舞人による個展「血と汗」が開催される。

本展では、枕やマット、壁などの日用品を布で編み上げた立体作品が展開される。大竹は布や繊維を素材に、労働そのものをかたちとして浮かび上がらせる制作を行ってきた。彼にとって「織る」ことは、機械化以前の職人的手仕事を想起させる行為であり、その反復は、自身の身体を道具のように扱うという大竹の姿勢に現れている。

展覧会タイトル「血と汗」は、そのストイックな姿勢を端的に表している。会場に並ぶ作品群は、見る者に「作品とは何か」「どこまでが芸術で、どこからが日常か」という問いを静かに投げかける。

「人は作品を踏むのか」と自ら問いかけるように、大竹は鑑賞者と作品との距離に揺さぶりをかける。美術館に置かれた絵画のように遠巻きに眺めるべきものか、それとも無意識に触れてしまうような日常品として見るべきか。そんな揺らぎの中で、私たちは無意識のうちに備えていた「見る」という行為の型を解かれていく。

「血と汗」というタイトルのもとに現れる布の彫刻たちは、ただの物質ではない。労働の痕跡と身体の記憶を纏いながら、私たちの知覚と価値観に、静かに染み入り、輪郭を変えていく。

本展の企画協力を担うMarco Galleryは、「クロスオーバー」をキーワードに、アートが国や時代、文化を越えて誰かの思考や感覚を揺さぶる可能性に着目してきた。彼らは作品が“人と作品との距離を測る装置のように機能する”と語り、芸術を通じた知覚の再構築を促す。その哲学は、大竹の手仕事や労働へのまなざしと共鳴し、本展にも静かに通底している。

柔らかくも力強いその造形に触れながら、自分と作品との「距離」を、あらためて感じてみてほしい。

【プロフィール】
大竹舞人
東京都生まれ。東京藝術大学彫刻領域博士後期課程修了。ある構造をもった対象の生成を通じて「行為」を物質化する。制作は事前に定めたルールに従って反復的に行われ、自身の身体を道具のように扱う。
Instagram:@maito_otake

【開催情報】
展覧会名:大竹舞人 個展 「血と汗」
会期:2025年10月24日(金)―2025年11月9日(日)
会場:SHUTL
開館時間:オープニングレセプション 10月24日(金)18:00~21:00
OPEN:月・木・金・土・日・祝
CLOSE:火・水
Instagram:@shutl_shochiku @marco_gallery_osaka_japan

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