CourrègesがDan ColenおよびSky High Farm Biennialとパートナーシップを結び、2025年秋冬キャンペーンを発表
本キャンペーンは、商品やモデルを一切登場させず、真っ白な背景に色とりどりの紙吹雪が舞う、ただ一枚のビジュアルで構成されている。この大胆な試みは、Dan Colenの代表作「Moments Like This Never Last(2010年)」をコミュニケーションツールとして採用し、現代的かつ儚い瞬間を捉えようとするものになっている。

Di Feliceの個人蔵書の中でも特に大切にしている作品集「Moments Like This Never Last」は、2025年秋冬コレクションおよびその舞台美術の主要なインスピレーション源となっている。逆再生された紙吹雪の爆発的な広がりが、その象徴的なモチーフである。
キャンペーンは、困難な時代においても「軽やかさ」を結束の力とするというコレクションの核心的な哲学を体現している。物欲にあふれる世界のなかで、Di Feliceは異なる提案を行い、個人的な感情を共有することで創造的な連帯感を伝えたいと考えた。<Courrèges>は商業空間を「希望のキャンバス」として取り戻し、困難な時代にあっても喜びや記憶、驚きが共有可能な抵抗の行為であることを示している。

また本キャンペーンは、2025年6月から9月までニューヨーク州ジャーマンタウンで開催される初のSky High Farm Biennialをサポートしている。これはDan ColenとSky High Farmコミュニティによるアーティスト主導の取り組みであり、その記念すべき展覧会「TREES NEVER END AND HOUSES NEVER END」では、ハドソン川流域における生態系と歴史の関係性を探求する。ビエンナーレは、芸術的および組織的な力がいかに有意義な体験を創出し、食料主権や気候変動への解決策のために重要な資金を生み出せるかを示すものになっている。