真田将太朗「POINT OF VIEW」、7/26(土)より銀座 蔦屋書店で開催、視点の流動性をテーマに“小さな東京"を構築
真田将太朗は、風景を抽象化することで「新しい風景」のあり方を探るアーティストだ。地層や建築物の構造を垂直的なストロークで描き出すその画風は、重力や時間の感覚を喚起し、視覚を通じて空間の本質に迫ろうとする試みとして注目されてきた。
本展では、「視点」の流動性をテーマに、会場そのものを“もうひとつの東京”に見立てたインスタレーションが展開される。ギャラリーの床に東京の地図を模した装飾が施され、その上に抽象化された都市の風景を描いた作品が並ぶことで、来場者は視覚的にも身体的にも「視点」の揺らぎを体感する。
「私たちは、何を見るのかではなく、どこから見るのかを問うべきなのかもしれない」と真田が語るように、本展は都市空間と認識の構造に揺さぶりをかける、美的な実験の場とも言える。GINZA SIXという商業施設の中に現れるもうひとつの都市、その中で私たちは「視ること」と「在ること」の関係を再考することになるだろう。
真田将太朗
2000年兵庫県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程在学中。絵画哲学と人工知能の領域を横断する研究を行いながら、独自の「新しい風景画」を展開。多数の賞を受賞し、企業とのコラボレーションや壁画制作なども多数手がける。主な個展に『NEXT LANDSCAPE』『BETWEEN:Landscape and You』『Process Landscape』など。
Instagram:@tarobee1212
真田将太朗「POINT OF VIEW」
会期:2025年7月26日(土)〜8月17日(日)
会場:FOAM CONTEMPORARY(銀座 蔦屋書店内)
住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
開館時間:11:00〜19:00(最終日は18:00まで)
休館日:月曜日(8月11日祝日も休廊)
観覧料:無料
レセプション:7月26日(土)17:00〜19:30 ※作家在廊
販売:展示作品はエントリー販売制(7月26日11:00〜7月27日19:00)
公式サイト
Instagram:@ginza_tsutayabooks