Kobayashi Ikki × fujie textile、テキスタイルアート展「Between black & white」を6/7(土)より開催
本展では、<fujie textile>が制作したテキスタイルアート「TEXTILE ART COLLECTION」の新作24点(平面作品22点・立体作品2点)を先行展示販売する。小林氏が日常の中で見つけた曖昧な存在や瞬間をモチーフに描いた図案をもとに、モノトーンの美しさが際立つアート作品として表現されている。
空間構成はスタイリスト・竹内優介氏が担当し、小林氏と<fujie textile>によるアートコレクション、gallery stoopによってコレクションされたヴィンテージ家具やオブジェの数々が展示される。2025年4月に拡張リニューアルを遂げた gallery stoop で初の企画展となる本展では、平面・立体のテキスタイル作品に加え、布を用いたインスタレーションも展開。アートと家具、そして布が織りなす新たな空間体験を楽しめる。
メインビジュアルには、小林氏によるテキスタイルへの独自の解釈が込められている。「やってみないとどうなるかわからないが、やってみたら面白いものができた」という姿勢に象徴されるように、柔らかさを纏い、手作業による制作でしか生まれ得ない、テキスタイルの偶発的かつ有機的な表現が展覧会のビジュアルへ活かされている。
特に、印刷の過程で偶然生じた“ミスプリント”をあえて意匠として取り入れることで、テキスタイル特有のコントロール不可能な要素と想像のダイナミズムが可視化された。
また、展覧会タイトルの頭文字をとった「B B&W」は、テキスタイルパターンが持つ連続性やリズムを想起さ
せるように意図的に構成され、視覚的な統一感とコンセプトの融合が図られている。
コレクションページ:https://stoop.jp/collection/focus_on/between-black-white(6月7日20時より公開)
展示作品詳細
平面作品
サイズ:445×27×610mm
価格:68,000円(税別)/点
表現方法:綿麻素材に箔プリント
立体作品「ふう」
サイズ:440×90×730mm
価格:300,000円(税別)/点
エディション:2色(ブラック・シルバー 各15点)
特徴:生地の収縮を活かした立体的フォルム、エディションナンバー入り
開催概要
会期:2025年6月7日(土)〜2025年7月7日(月)※月曜定休(最終日を除く)
時間:11:00〜19:00
会場:gallery stoop(東京都江東区白河2-5-10)
主催:gallery stoop、株式会社フジエテキスタイル
協賛:株式会社STAY KYOTO
小林一毅 Kobayashi Ikki
グラフィックデザイナー。1992年滋賀県生まれ。多摩美術大学を卒業後、(株)資生堂を経て2019年独立。
東京TDC賞、JAGDA新人賞。 Instagram:@kobayashi.ikki
fujie textile
日本のデザインテキスタイルメーカー。1885年に創業、1960年代よりテキスタイルのデザインカンパニーとしてクリエーションを開始した。「日本の美意識=シンプル」と「現代の美=モダン」を大切にものづくりを続けている。
Instagram:@fujietextile_official
web:https://www.fujie-textile.co.jp
gallery stoop
フランス・イタリア・オランダを中心に、「現在」の感性を通してコレクションされたヴィンテージ家具やオブジェ・現代アートが静かに佇む。型にとらわれずに、新たな価値を様々な語り口で提案していける空間を目指している。
Instagram:@gallery_stoop
web:https://stoop.jp/