東京発のジュエリー・ブランド Bijou R.I が、若手コラージュアーティスト KAI MATSUMURA とコラボレーションを発表
長年ブランドを続けてきた、デザイナー岩渕の中で「これまで自分が得てきた経験を、次世代のクリエイターやアーティストへと繋げ、彼らの成長をサポートしていきたい」という想いが芽生えた。「新たな世代の表現力と共鳴すること」をひとつの目的として、今回の展示会では「KAI MATSUMURA」による個展を同時開催。<Bijou R.I>の新作コレクションと「KAI MATSUMURA」のコラージュアートが交差する、新たなクリエイションと交流の場を生み出す。
本作はすべてアナログのコラージュで構成。紙、ハサミ、カッター、のりを使い制作。<Bijou R.I>のアクセサリー着用画像と、パリで撮影した素材をポイントに取り入れ、奥行きとストーリー性をプラス。特徴的なのは、写真の被写体部分を切り抜き、あえて枠の部分のみを素材として使用するスタイル。これは「KAI MATSUMURA」のコラージュアートにおける独自の手法であり、今回の作品にも反映される。
視点のズレや余白の美しさを強調し、新たな視覚的体験を生み出す。「KAI MATSUMURA」は「バンドやラッパーのジャケットを手がけることが多い中で、アクセサリー・ジュエリーブランドとのコラボレーションは新たな試みでした。ジュエリーならではの質感や女性らしさと、アナログなコラージュのミックス感が自分にとっても新鮮で、新たな可能性を見出せたコラボレーションになったと思います」と語る。
KAI MATSUMURA
2000年、東京都生まれ。各国で収集した古本や廃材などを使ったコラージュを制作。ほかにも、写真やイラストなど、さまざまなジャンルで直感を頼りに独自の作品を展開する。最近ではフライヤーや雑誌の誌面制作、アートフェアへの作品出展なども積極的に行なっている。
Bijou R.I
2006年のブランドスタート以来、東京のファッションシーンの中心に位置するブランド。手仕事の贅を感じさせるアルチザン的ニュアンスを大切にしている、小さく繊細で優美なジュエリーラインと、デザイナーの都会的なセンスがポイントとなるアクセサリーラインの2つのラインに分かれている。アートやカルチャーのバックグラウンドを持つ、デザイナー岩渕るみ子自身の発想によるオリジナルモチーフパーツを中心としたデザイン。