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BIWAKOビエンナーレ2025 “流転〜FLUX”、9/20(土)より滋賀・近江八幡で開幕、約70組が時のうつろいを描く

Aug 4, 2025
国内外から約70組のアーティストが集結する国際芸術祭「BIWAKOビエンナーレ2025 “流転〜FLUX”」が、2025年9月20日(土)から11月16日(日)まで、滋賀県・近江八幡市を舞台に開催される。

BIWAKOビエンナーレ2025 “流転〜FLUX”、9/20(土)より滋賀・近江八幡で開幕、約70組が時のうつろいを描く

Aug 4, 2025 - NEWS
国内外から約70組のアーティストが集結する国際芸術祭「BIWAKOビエンナーレ2025 “流転〜FLUX”」が、2025年9月20日(土)から11月16日(日)まで、滋賀県・近江八幡市を舞台に開催される。

2001年に誕生し、今回で11回目を迎えるBIWAKOビエンナーレは、歴史ある町家や酒蔵などの空き建築をアートで再生する地域密着型の芸術祭として知られる。今回も総合ディレクター・中田洋子のキュレーションのもと、フランス、中国、ブラジルなど9カ国からアーティストが参加。地域に眠る歴史や空間とアートが響き合い、“流転”のテーマを多角的に描き出す。

“流転”とは、すべてが絶えず形を変えながら続いていくという、無常と再生の観念。細胞レベルで日々変化し続ける私たち自身を重ね合わせながら、アートが時間と記憶、空間に問いかける。

今回の展示は、「近江八幡旧市街地エリア」「長命寺エリア」「沖島エリア」の3エリアにまたがる。近江商人の記憶を刻む旧家や蔵が並ぶ町並みから、琵琶湖に浮かぶ有⼈島・沖島、そして霊場・長命寺という異なる時間軸をもつ空間に、現代アートが織り込まれる。とりわけ初会場となる長命寺では、標高約250mからの絶景と静謐な空間での展示が期待される。

参加アーティストには、赤松音呂、秋永邦洋、江頭誠、池原悠太、ジュリアン・シニョレ(フランス)、米谷健+ジュリア(オーストラリア)などが名を連ね、伝統と実験が交差する多彩な表現が披露される。
アーティスト一覧はこちら

江頭誠 「ブランケットが薔薇でいっぱいⅣ」©Yuto Hirakakiuchi

saiho+林イグネル小百合 「幻象の庭」©Yuto Hirakakiuchi

赤松音呂 「チョウズマキ」 ©Yuto Hirakakiuchi

また、沖島では、地域の土から絵の具をつくり、地元の小学生と共に巨大絵画を描くワークショップも開催される。完成作品は島内に展示され、地域と創造の対話を育む。

水辺と山、古建築と現代美術、そして国際性と地域性。そのあわいで「変わり続けるもの」と「変わらない本質」を見つめる秋の旅へ、BIWAKOビエンナーレが誘う。

【キュレーター】
中田洋子(総合ディレクター)

BIWAKOビエンナーレ2025 “流転〜FLUX”
会期:2025年9月20日(土)〜11月16日(日)
休館日:水曜日(11月12日は開場)
開館時間:10:00〜17:00(最終入場 16:30)
会場:滋賀県近江八幡市(近江八幡旧市街地、沖島、長命寺)
鑑賞パスポート:
・一般 3,500円(前売 3,000円)
・学生 2,500円(前売 2,000円)
・近江八幡市民 3,000円
・中学生以下・障がい者 無料
※沖島・長命寺エリアはパスポート不要
チケット販売:Artsticker、チケットぴあ、旧八幡郵便局(予定)
公式サイト:https://energyfield.org/biwakobiennale/

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