東京都現代美術館が坂本龍一の大型個展を開催、日本では初となる最大規模の個展
Dec 11, 2024 - NEWS
坂本は50年以上にわたり、多彩な表現活動を通じて、時代の先端を切り開いてきた。90年代からマルチメディアを駆使したライブパフォーマンスを開始し、2000年代以降は、さまざまなアーティストと協力して、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に考え、実践した。本展では、生前の坂本が東京都現代美術館のために遺した展覧会構想を基に、音と時間という坂本の創作活動における長年の関心事をテーマに、未発表の新作と代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品10点以上を、美術館の内外の空間にダイナミックに構成・展開する。これらの作品を通じて、坂本の先駆的・実験的な創作活動の軌跡をたどり、この稀有なアーティストの新たな一面を広く紹介する。
坂本龍一の「音を視る、時を聴く」というコンセプトは、鑑賞者の目と耳を開き、心を揺さぶり、従来の音楽鑑賞や美術鑑賞とは異なる体験を生み出す。坂本が追求し続けた「音を空間に設置する」という芸術的挑戦と、「時間とは何か」という深い問いかけは、時代や空間を超えて、私たちに新たな視座をもたらし、創造と体験の地平を開くだろう。
イベント詳細
「坂本龍一|音を視る 時を聴く」
会期:2024年12月21日(土)-2025年3月30日(日)
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(1月13日、2月24日は開館)、12月28日-1月1日、1月14日、2月25日
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F ほか(東京都江東区三好4-1-1)
観覧料:一般2,400円/大学生・専門学校生・65 歳以上1,700円/中高生960円/小学生以下無料
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