ブランド設立15周年の YUIMA NAKAZATO が、ブランドの世界観と美学を堪能できるエキシビションを開催
1985年生まれ。2008年、ベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーファッション科を卒業。2016年7月にはパリ・オートクチュール・ファッションウィーク公式ゲストデザイナーの1人に選ばれ、現在に至るまで日本人として唯一、パリ・オートクチュール・ファッションウィークにてコレクションを発表し続けている。近年では、単独回顧展 ”BEYOND COUTURE” がフランスの公立美術館であるカレー・レース・ファッション美術館にて開催された。アメリカのボストン・バレエ団やスイスのジュネーブ国立劇場等で行われるオペラやバレエ等、舞台芸術の衣装デザインを行う。また、自らが発起人となり、未来を担う次世代のクリエイターのためのファッション・アワード FASHION FRONTIER PROGRAM を創設。
2009年のブランド設立以来、<YUIMA NAKAZATO>は伝統と革新、東西の洋、過去と未来が交錯する時代に、真摯に向き合い続けてきた。2016年からは、パリのオートクチュール・ウィークで作品を発表し続ける日本唯一のファッションブランドとして、世界の美的感性と知性を引きつけ、断絶したあらゆる対立を「ファッション」の名のもとに統合してきた。
2024年、ブランド設立15周年を迎えた<YUIMA NAKAZATO>は、ブランドの歴史において重要な節目となり、ドキュメンタリー映画『燃えるドレスを紡いで』を公開した。この映画ではファッションビジネスにおける欠陥を中里唯馬が直視し、葛藤する姿を捉えた。また、古典オペラの現代的意義を問う新解釈『イドメネオ』の衣装を担当し、古代ギリシアと未来のクロスポイントとしての「今」を具現化した美学を提示した。
2025年、節目の年を経て、<YUIMA NAKAZATO>はさらなる一歩を踏み出す。そのスタートとなる2025 SPRING & SUMMER コレクション『FADE ―砂漠が語る宇宙と巨大ナマズの物語は衣服に宿るか―』で、エジプトの白砂漠を移動する中でアクシデントに見舞われ、巨大ナマズの神話についての妄想が膨らみ、新たなインスピレーションが生まれた。
そして、2025年2月3日に開幕する『YUIMA NAKAZATO展 ―砂漠が語る宇宙と巨大ナマズの物語は衣服に宿るか―』は、意欲的なエキシビションであり、YUIMA NAKAZATOの新たなフェイズに参加する絶好の機会となる。このエキシビションは、YUIMA NAKAZATOの15年の集大成である『イドメネオ』を中心に、そこから派生したコレクション『UTAKATA』『UNVEIL』を紹介し、『FADE』コレクションの世界観をメインに据えた二つのパートから構成される。
開催概要
YUIMA NAKAZATO展 ―砂漠が語る宇宙と巨大ナマズの物語は衣服に宿るか―
会期: 2025年 2月3日 (月) – 2025年 2月16日 (日)
開館時間: 10:00 〜 20:00(最終入館 19:30)
会場: 東京シティビュー (六本木ヒルズ森タワー52階)
Webサイト:https://www.yuimanakazato.com/exhib_2025.html
主催: 株式会社 YUIMA NAKAZATO
協賛: セイコーエプソン株式会社
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、在日スイス大使館