Goldwin 0、2024秋冬コレクション発売と同時に展覧会開催
<Goldwin 0>の目指すところは、従来の服作りの常識を超え、広範なリサーチを通じてGoldwinの可能性を拡張することである。3シーズン目となる新作コレクションでは、デザイナーのNur Abbas(ヌー・アバス)が、自然界にある螺旋状の構造体のリサーチを基に、新しいデザインに挑戦している。紙を筒状に丸め、渦巻き状に変えるといったシンプルな構造概念に立ち返り、ジャケットの袖やパンツの脚にこの形を応用。体に巻きつくような形状を持たせることでアイテムに新たな命を吹き込んだ。
さらに、植物や岩、水といった自然現象を観察し、それらがどのように相互作用するのかを研究し、得られた曲線やパターン、テクスチャをコレクション全体に反映させた。
GORE-TEXフィールドジャケットは、ミニマルなパネル構造を用いることで水の侵入を最小限に抑える。ヘリコイドパーカは、螺旋構造によって、スプリング状の糸が形状を記憶する中綿が体を包み込む。このヘリコイド形状はワイドパンツや速乾性のあるUVカットのワッフルニットトップス、サーマルパンツにも取り入れられている。
AIデザインのプリントが施されたジャガード生地を使用したリアクション・ディフュージョン・ニットトップスは、ヒョウやトカゲ、熱帯魚に見られる自然のパターンを数学モデルで表現したもので、メリノウールとコットンの表面に特徴的なテクスチャーを浮かび上がらせている。
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Goldwin 各直営店
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同日、<Goldwin 0>はデザインスタジオOK-RMとコラボレーションし、3年間にわたる探求的な研究を結集した画期的な展示会「Goldwin 0 1 2 3 4 5 0: Retrospective Exhibition」を開催する。科学的アプローチと芸術的探求を融合させ、東京で行われるインスタレーション、映像展示、ライブパフォーマンス、そして特別出版物の発表を通じて表現する。
「Goldwin 0 1 2 3 4 5 0」というタイトルは、0から1へ、そして再び0に戻る深遠な旅を象徴している。回顧の瞬間は出発点への回帰を意味し、<Goldwin 0>の核となる循環性という理念を体現したものだ。展示では、音楽家、建築家、詩人、作家、デザイナーが協力し、<Goldwin 0>コレクションと共に発表された美しいメディアの融合を創り上げる5つの探求を反映した作品が発表される。
展示会は、東京のスパイラルホールで開催され、インスタレーションとライブパフォーマンスで構成されている。インスタレーションは、探求の過程を分析し、コラボレーターたちの芸術的なプロセスを累積的に理解できる没入型の体験を提供する。スパイラルホールでは、映像作品「Goldwin 0 1 2 3 4 5 0」のプレミア上映と特別出版物のプレゼンテーションが行われる。さらに<Goldwin 0>のクリエイティブ・ディレクターを務めるOK-RMのトークセッションも用意され、探求のクリエイティブなプロセスや出版物の制作について議論する。
このイベントを記念して、次世代型の新素材である”Brewed Protein™繊維”で作られ、これまでに発表されたEnquiry #1から今回のRetroespectiveまでをそれぞれ象徴する6つのシンボルをモチーフにOK-RMがグラフィックデザインを手がけた<Goldwin 0>の特別版Tシャツも限定数量で販売される。
展示会詳細
Goldwin 0 1 2 3 4 5 0: Retrospective Exhibition
日時:2024年10月18日(金)11:00 – 20:00
会場:Spiral Hall
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 3F